2季連続でCL・GS敗退も…クラブOBアンリ氏、シャビ監督を信じるべきと力説「そのままでいい」
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2022年10月28日 18:40 サッカーキング
2007−08シーズンから3年間に渡ってバルセロナで活躍したティエリ・アンリ氏が、同クラブの現状について語った。27日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
今夏の移籍市場で大型補強を敢行し、“ラ・リーガ奪還”と“CL制覇”に向けてスカッドを強化したバルセロナ。しかしながら、ラ・リーガで好スタートを切った一方で、CLでは負けが込み始める。グループ2位の座を争うインテルに1分1敗と負け越すと、リーグ戦でも“宿敵”レアル・マドリードの前に完敗。勝負弱さが露呈しているバルセロナはリーグ戦で2位につけているものの、CLでは2シーズン連続となるグループステージ敗退の憂き目に遭った。
CL・グループステージ敗退により、当初見込んでいた大会賞金を得られなくなったバルセロナ。経済的にも打撃を受けると報じられている同クラブを憂慮したアンリ氏は「バルセロナには時間がない。それが一番複雑なところだ。特に、夏の投資の結果を必要としている今、人々は勝利を期待している」と披瀝。その一方で「スティーブン・ジェラードがそうであったように、常に結果が重要だ。だけど彼の場合、あまりにも早く追い出されてしまい、チーム作りのための仕事をさせてもらえなかった」と見解を示した。
さらにアンリ氏は、モナコとCFモントリオール(カナダ)を指揮した経験を踏まえながら「もし今、バルセロナの監督がシャビではなかったら、火山は噴火しているだろうね。でも、彼の場合はそのままでいいんだ。チームはリーグ戦で2位につけているし、レバンドフスキは(第2節の)バイエルン戦で得点すべきだったことは周知の通り。(第3節の)インテル戦のハンドなども含めて、彼だけのせいではない」と擁護。続けて「もちろん、バルサの監督である以上、(この結果では)批判されるのは当然。それでも、シャビは素晴らしい仕事をしていると思う。元選手だろうがなんだろうが、時間を与える必要がある」とシャビ監督に託すべきだ、と力説している。
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