岩手、酒気帯び運転のDFビスマルクと契約解除…同乗のMF加々美登生にも処分

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2022年10月31日 10:46  サッカーキング

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いわてグルージャ盛岡は31日、DFタビナス・ポール・ビスマルクとMF加々美登生によるコンプライアンス違反の発生および両選手への処分決定について発表した。

 発表によると、29日に盛岡市内でビスマルクが道路交通法違反(酒気帯び運転)で任意捜査される事案が発生。また、同乗者であった加々美も警察による事情聴取を受けたという。これを受け、岩手は29日付でビスマルクとの契約を解除。同乗していた加々美は厳重注意とし、減俸・無期限でのチーム活動への参加および練習試合等への出場禁止・謹慎期間中の地域貢献活動への参加という処分を下したことを明らかにした。

 本人たちの証言に基づく内容として岩手は今回の経緯についての詳細も発表。当該選手2名は28日夜より飲食店にて飲酒を伴う会食を実施し、翌朝にアルコールの成分が体内に残ったまま、午前4時前頃に飲食店を出て、自家用車に乗る直前に、両選手は警察官から危険物所持の職務質問を受けたという。

 警察官と別れた後、ビスマルクの自家用車の運転席に本人、助手席に加々美が乗り、運転代行を呼ぶか迷ったものの、近いから大丈夫だろう、とビスマルクの運転で出庫。公道に出てすぐ、同警察官の乗る警察車両が追尾し停車命令を受けた。両選手に対する呼気検査にてビスマルクから基準値を超えるアルコールが検知。加々美については基準値未満だった。その後、盛岡東警察署で事情聴取を受け、午前7時半〜8時頃に同署を出たという。

 今回の件を受け、岩手はクラブ公式サイトで「いわてグルージャ盛岡を日頃より応援してくださっている皆様やパートナー企業の皆様をはじめ、多くの関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけし深くお詫び申し上げます。今回の事態を厳粛に受けとめ、所属選手、スタッフの服務規律及びコンプライアンス厳守に関する意識を改めて徹底し、再発防止に取り組んでまいります」と声明を発表している。

 現在20歳のビスマルクは青森山田高校から2021年に岩手に加入し、今シーズンは明治安田生命J2リーグで26試合出場で1得点を記録。現在23歳の加々美は桐蔭横浜大学から2021年に岩手に加入し、今シーズンはJ2リーグで24試合に出場していた。

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