チャンピオンズリーグ・グループC第6節が11月1日に行われ、バイエルン(ドイツ)とインテル(イタリア)が対戦した。
ここまでのCLで、バイエルンは破竹の勢いで5戦全勝を記録。既に首位でのグループステージ突破を決めている。最終戦では2位通過が確定したインテルをホームに迎え、“有終の美”を飾れるかどうかに注目が集まる一戦だ。
バイエルンのスターティングメンバーにはベンジャマン・パヴァール、サディオ・マネ、エリック・マキシム・チュポ・モティングらが並んだ。一方、インテルはニコロ・バレッラ、ロビン・ゴセンスらが先発入り。最前線はロメル・ルカクが再び負傷した影響もあり、この日はラウタロ・マルティネスとホアキン・コレアのコンビとなった。
試合の均衡が破れたのは32分。右コーナーキックを獲得したバイエルンは、ジョシュア・キミッヒの放ったボールにパヴァールが反応。ヘディングシュートでネットを揺らし、バイエルンが先手を取った。前半はこのままバイエルンの1点リードで終了している。
後半に入るとインテルもセットプレーからチャンスを作り出す。47分、ペナルティエリア手前の左寄りでフリーキックを獲得すると、クリスティアン・アスラニの蹴ったボールからフランチェスコ・アチェルビがヘディングシュートを叩き込む。しかし、アチェルビのポジションがオフサイドだったため得点は認められなかった。
72分にはバイエルンに追加点。敵陣でボールを握り続ける中、アルフォンソ・デイヴィスからのパスをペナルティエリア手前で引き出したチュポ・モティングが、前を向いて右足を振り抜く。強烈な一撃がゴール左上に突き刺さり、バイエルンがリードを広げた。チュポ・モティングにとってはこれがCL2試合連続、公式戦6試合連続のゴールとなっている。
試合はこのままタイムアップ。バイエルンがインテルに完勝し、無傷のCL6連勝でグループステージを終えた。
今後のCLでは、11月7日の12:00(日本時間20:00)に決勝トーナメント・ラウンド16の組み合わせ抽選会が行われる。なお、ラウンド16・ファーストレグは2023年の2月14日、15日、21日、22日に開催される予定だ。
【スコア】
バイエルン 2−0 インテル
【得点者】
1−0 32分 ベンジャマン・パヴァール(バイエルン)
2−0 72分 エリック・マキシム・チュポ・モティング(バイエルン)