ヴァンフォーレ甲府は2日、DF北谷史孝が2022シーズンをもって現役を引退することを発表した。
北谷は1995年生まれの27歳。興國高校から2014年に横浜F・マリノスに加入した。2016年はレノファ山口FCへ期限付き移籍で加入し、2017年にV・ファーレン長崎に加入。FC岐阜への期限付き移籍を経て、2019年に岐阜に完全移籍で加入後、2021年から甲府でプレー。今シーズンは明治安田生命J2リーグで7試合、天皇杯 JFA 第102回全日本サッカー選手権大会で1試合に出場した。
キャリア通算ではJ2リーグで92試合出場1得点、J3リーグで17試合出場1得点、カップ戦で5試合出場、天皇杯で5試合出場を記録した。
今季限りで現役を引退することとなった北谷は甲府のクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。
「今シーズンを持ちましてプロサッカー選手を引退する事を決めました。兄の影響で小学校からサッカーを始め20年間、プロサッカー選手としては9年間、正直楽しい事や嬉しい事ばかりではなく、辛い事の方が多かったと思います。自分で思い描いていた現役生活とは違い僕は怪我が多く9年間の中でシーズンを通して怪我なく試合に出場が出来たのはレノファ山口FCでの1シーズンしかありませんでした」
「プロとして皆様に残念な報告が多く、僕自身悔しい気持ちでいっぱいでした。それでも怪我をする度にどのチームに行ってもドクター、メディカルスタッフの皆様、いつも暖かい声をかけてくださるファン、サポーターの皆様のおかげでここまでやってこれました。本当にありがとうございました。また、横浜F・マリノスでルヴァン杯に出場して初めて経験した公式戦勝利、V・ファーレン長崎でのJ1昇格、今シーズンのヴァンフォーレ甲府での天皇杯優勝は僕の人生で一生忘れる事のない出来事だと思います。これらの経験はサッカーをやっていて本当に良かったと思えた瞬間でした。素晴らしいチームメイト達に感謝したいです」
「横浜F・マリノス、レノファ山口FC、V・ファーレン長崎、FC岐阜、ヴァンフォーレ甲府でお世話になった全てのチームメイト、指導者の皆様、メディカルスタッフ、スポンサー様、ホームタウンの皆様、そして支えていただいたファン、サポーターの皆様9年間本当にありがとうございました!」