16位に低迷するセルタ、コウデ監督の解任を発表…後任には経験豊富なカルヴァリャル氏が就任

セルタは2日、同クラブを率いるエドゥアルド・コウデ監督の解任を発表した。また、後任にはカルロス・カルヴァリャル氏が就任することも併せて伝えている。

　1974年生まれのコウデ氏は現在48歳。現役時代は母国アルゼンチンの“名門”リーベル・プレートやプラテンセ、サン・ロレンソなどで活躍し、引退後に指導者キャリアをスタートさせた。ロサリオ・セントラル（アルゼンチン）やラシン・クルブ（アルゼンチン）などで指揮を取り、2020年11月にかつて在籍したセルタの監督に就任。オリジナルティ溢れる4−1−3−2というフォーメーションを駆使して、ポジショニングの緻密さや創造性豊かな攻撃パターンをチームに植え付けた。また、MFフラン・ベルトランやMFガブリ・ベイガなどの若手選手を積極的に起用するなど、先見の明も持っている。就任1年目はラ・リーガ8位、2年目は11位で終えて、迎えた勝負の3年目となる今季だったが、第12節終了時点で勝ち点11の16位に沈んでいた。

　1965年12月4日生まれのカルヴァリャル氏は現在56歳。ポルトガル出身の同氏は、ブラガやスポルティングなどといった母国クラブで実績を積み上げた後、ベシクタシュやスウォンジーで指揮を取った。2020年夏からは自身2度目となるブラガの監督に就任し、2020−21シーズンの国内カップ戦で優勝を成し遂げている。

　なおセルタは、カルヴァリャル氏と2024年6月30日まで契約を締結したことを明かしている。