ユーヴェFWキエーザが297日ぶりの復帰！　指揮官は賛辞「よくやってくれた」

ユヴェントスに所属するイタリア代表FWフェデリコ・キエーザが、久しぶりの戦列復帰を果たした。

　チャンピオンズリーグ（CL）・グループステージ最終節が2日に行われ、ユヴェントスはホームでパリ・サンジェルマンと対戦し、1−2で敗戦。今大会はマッカビ・ハイファと同じく1勝5敗という成績でグループステージを終えることになったが、得失点差で3位となり、ヨーロッパリーグ（EL）に回ることが決定した。

　敗れたユヴェントスだったが、この試合ではキエーザが74分から途中出場し、戦列復帰を果たした。なお、データサイト『OPTA』によると、キエーザの公式戦出場は今年1月9日のローマ戦以来、297日ぶりになったという。

　そのキエーザは78分、個人技で相手DFを剥がしてパスを出すと、フィリップ・コスティッチがシュートを放つ。これはGKに防がれたものの、こぼれたところをマヌエル・ロカテッリが押し込みネットを揺らした。オフサイドの判定となり得点には至らなかったが、キエーザは復帰早々にチャンスを作って見せた。

　ユヴェントスを率いるマッシミリアーノ・アッレグリ監督は試合後、欧州サッカー連盟（UEFA）の公式サイト『UEFA.com』でキエーザの復帰について次のように言及した。

「彼は昨日、良いトレーニングセッションを行っていた。精神的な面に疑問を持っていたが、10カ月も離脱をしていたから、それは正常なことだ。しかし、彼が落ち着いているのを見て、彼をベンチに置くことに決めた。彼はよくやってくれたよ。1月には彼が最高な状態なるように全力を尽くす」