「乙女の悩み」に入浴で効果?

　疲れも汚れも綺麗さっぱり洗い流せる身近なパラダイス、お風呂。一糸まとわぬその場所で、至福のリラックスタイムを味わう人もきっと多いことでしょう。テレビを視聴したり、読書をしたり、演出の方法はさまざまですね。けれど、お風呂を楽しむアイテムといえば、定番はやっぱり入浴剤。その種類は店頭に並んでいるものだけで1500種類以上とも言われています。そう、入浴剤市場は今まさに百花繚乱。しっかり「実効」なものから、バスタイムを楽しく盛り上げるネタ的なものまで、多彩な商品が溢れています。そんな中でも、一度は試してみたいアイテムをタイプ別にご紹介しましょう。
■お湯の肌触りにこだわり
　お風呂といえば、何はともあれお湯。それがなければ始まらないわけで。その肌触りにこだわった入浴料のひとつが「あんかけ湯」です。かたくり粉のようなヌルヌルのとろみが楽しめます。とろみ程度じゃもの足りないという人には「エステゼリー」がオススメ。デザートのゼリーに包まれているようなファンタジックなバスタイムを演出してくれます。さらっとしているのにまとわりつくツブツブはまさに新感触。

あんかけ湯

■ダイエット
　入浴が気持ちよいのは、やっぱり汗をかくからでしょう。となれば、ついでにデトックス、脱メタボも期待したいところ。そんな要望に応えてくれるのが「爆汗湯」。炭酸ガスが弾けて、パチパチと快音を響かせる入浴料です。入浴するだけで汗だく、脂肪燃焼も促進。エキサイティングなバスタイムを過ごせます。ですが、汗のかきすぎにはくれぐれもご注意を。

爆汗湯

■美容効果
　キレイになりたい……。お風呂にそんな願いを託す女性もたくさんいることでしょう。当然です。入浴と美容効果は、切っても切れない関係なのですから。もちろんあります、美しくなれる入浴料。乙女の願いを込めたバスソルト「蘇れ、赤子肌」「熟れよ、女の武器」「捕まえよ、王子」「くたばるな、わが身」。成分などの詳しい説明は割愛させていただきますが、商品名からも十分伝わりますよね、この切実な願い。

乙女の願いを込めたバスソルト

■お風呂でミュージック
　もっともっと癒しが欲しい。そんな欲張りには聴かせましょう、名曲を。「メロディオルゴールバス」は、バスソルトとオルゴールカードがセットになっています。曲は「世界にひとつだけの花」や「神田川」など全6種。バスソルトも、セットの曲とイメージがリンクする色と香りのものです。湯船で懐かしいメロディに浸るのもまた一興。汗と一緒に涙まで流せるかもしれません。

メロディオルゴールバス

■食べられる？　食玩風の入浴料
　食べ物をモチーフにした入浴料は最近のトレンドといえるでしょう。くし揚げやおでん、チロルチョコなど、見た目だけでも楽しい気分にさせてくれるアイテムが多数登場しています。
　そんな中で、バンダイは「食品モチーフ入浴剤シリーズ」を展開。2007年夏に発売された「ガリガリ君入浴剤Cool & Feel」を皮切りに「うまい棒」「ロッテガム」をモチーフにした商品を次々に発売しました。カレーや、シチューのルウに入っている気分を味わえる「カレーなる入浴剤」なんてものもあります。最新の第5弾は「雪見だいふく」がモチーフ。ミルクの優しい香りに包まれる炭酸ガスの入浴料です。　こうした食玩風の入浴剤は、それぞれにフィギュアなど、コレクター魂をくすぐるおまけが付いているのもポイント。多くは固形の入浴料の中に入っているため、溶けきるまで何が出てくるのかはわかりません。ですが、そんなドキドキ感もリラックスタイムのちょっとしたアクセントになることでしょう。

雪見だいふく入浴剤／（C）LAD

　入浴を楽しむ文化は日本ならではのもの。バラエティ豊かな入浴剤も今や、誇れる文化のひとつと言えるのかもしれませんね。寒い冬、普段シャワーだけで済ませてしまうという人も、たまにはゆっくり湯船につかってみるのはいかがでしょうか。お気に入りの一品を探して、心と体をぽっかぽかに温めてみてください。（執筆・編集／mixiニューススタッフ）
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