侍ジャパン・山田哲人が村上に続き2者連発V弾「シーズン中から彼にはたくさん刺激を」

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2022年11月06日 19:24  ベースボールキング

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6日、巨人との強化試合で2者連続HRを放った侍ジャパンの山田(左)と村上(右)
【侍ジャパンシリーズ2022】
● 巨人 4 ― 8 侍ジャパン ○
<11月6日 東京ドーム>

 栗山英樹監督が率いる侍ジャパンは強化試合で2連勝。4番・村上宗隆の2試合連続同点ホームランに続き、「5番・二塁」で先発出場した山田哲人が2者連続となる決勝ソロホームランでチームを勝利に導いた。

 2−4と2点ビハインドで迎えた8回、四球で出塁した牧秀悟を一塁に置いて、2試合連続で4番起用された村上が、育成右腕・京本眞の初球を右中間席中段へ放り込み同点。

 日本の4番が放ったアーチに沸く中、栗山監督が「村上の後ろが肝になると思った」と5番に据えた山田も、代わった堀岡隼人のカウント3−2からのストレートを左翼席に叩き込み、これが決勝打となった。

 山田は普段とは異なる村上の後ろを打つ「5番」での出場について、「ちょっと変な感じはしましたけど、とくにそこまで違和感なく、自然体で入れた」ようで、8回の2者連発は「目の前で村上がホームランを打って、すごい刺激になった」と後輩の一発に発奮。

 村上、山田に続く格好で、9回には1番・塩見泰隆が初安打となる左中間への一発、さらに4番・村上が2打席連続の今シリーズ第3号となるアーチをかけ、ヤクルト勢だけで4発6打点を稼いだ。

 山田は代表チームでも大活躍を見せる村上について、「シーズン中から彼にはたくさん刺激をもらって、『自分もしっかり仕事をしないとな』という気持ちにさせてくれる。本当に頼りになるバッター」と話し、自身も「強化試合だからといってスキのあるプレーはしたくないし、なんとか活躍して勝利に貢献したいと思っている」と日の丸への思いを口にした。

 2019年のプレミア12、2021年の東京オリンピックと、勝負強い打撃で日本代表に貢献してきた山田が見据える先は、14年ぶりの王座奪還を狙う来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。

 2017年に続く2大会連続での出場へ向けて、「そこ(WBC)で活躍したいという気持ちは強いですし、なんとか貢献したいなという気持ちだけは持っています。選んでいただいた際には期待に応えるプレーをしたいと思っています」と活躍を誓った。

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