サウサンプトンは7日、ラルフ・ハーゼンヒュットル監督の解任を発表した。
サウサンプトンは6日に行われたプレミアリーグ第15節ニューカッスル戦で1−4と惨敗。3勝3分8敗で降格圏の18位へと転落し、FIFAワールドカップカタール2022の中断前に監督交代を決断した。
後任は未定。9日に行われるカラバオ・カップ(リーグ杯)3回戦のシェフィールド・ウェンズデイ戦では、アシスタントコーチのルベン・セジェス氏が暫定的に指揮をとる。なお、12日には中断前最後のリーグ戦となるリヴァプール戦を控えている。
現在55歳のハーゼンヒュットル氏は、オーストリア出身。現役時代にケルンなどでプレーし、引退後にドイツ下部リーグのウンターハヒンクで指導者キャリアをスタートさせた。アーレンやインゴルシュタットでも指揮をとり、2016年夏にライプツィヒの監督に就任。昇格1年目のチームをいきなりチャンピオンズリーグ出場権獲得に導いた。2年目はブンデスリーガ6位に終わり、ユリアン・ナーゲルスマン監督(現バイエルン)の就任に伴い、2018年5月にライプツィヒを去った。
2018年12月、マーク・ヒューズ前監督の後任としてサウサンプトンの監督に就任。当初降格圏に沈んでいたチームを立て直し、2018−19シーズンのプレミアリーグを16位で終えた。19−20シーズンは勝ち点「52」の11位でシーズンを終え、2020年6月に契約を2024年6月30日まで延長。20−21シーズンと21−22シーズンは15位でシーズンを終えていた。
一方で在任中には、2019年10月に行われたレスター戦、2021年2月に行われたマンチェスター・U戦の2度、退場者を出したこともあって0−9の歴史的な大敗を喫した。今季はチェルシーやアーセナルから勝ち点を奪う試合もあったが、中堅クラブとの直接対決では敗戦が続いていた。