「2022 Jリーグアウォーズ」が7日に開催され、横浜F・マリノス所属のDF岩田智輝がJリーグ年間最優秀選手(MVP)に選出された。
現在25歳の岩田は今季の明治安田生命J1リーグで32試合に出場し2得点を記録。センターバック(CB)と守備的MFをハイレベルでこなし、横浜FMの3年ぶり5度目となるJ1制覇に大きく貢献。強靭なフィジカルと豊富な運動量、高いビルドアップ能力、効果的なフリーランニングでチームを支えた。なお、DFの選手としては2006年の田中マルクス闘莉王(当時:浦和レッズ)以来、16年ぶり4人目の年間MVPへの選出となった。
年間MVPを初受賞した岩田は「この賞をいただくことが出来て本当に嬉しく思っています。今年Jリーグを開催するにあたり、多大なるサポート・ご支援をいただいた方々、Jリーグに携わっていただいた方々に感謝したいと思います。ありがとうございます。そして、横浜FMというチームがなければこの賞を受賞することはなかったと思います。選手、スタッフ、フロント、マリノスに関わる全ての方々に感謝したいと思います」と各方面への感謝を述べた。
2016年に当時J3だった大分トリニータでトップチーム昇格を果たし、プロキャリアをスタートさせた岩田。自身のキャリアを振り返りつつ、次のように受賞の喜びを語った。
「僕はプロキャリアをJ3リーグからスタートさせました。そんな僕がまさか年間MVPを受賞し、リーグ優勝するとは思っていませんでしたし、今でも夢のようです。本当に頑張ってきて良かったと思いましたし、努力が報われたと思っています。ですが、僕のサッカー人生はまだまだ続きます。この賞をより価値のあるものにするために、日々精進していきたいと思います」
また、同選手は自身を支え続けてきた家族に言及。次のように感謝の思いを述べている。
「両親はサッカーを始めた時から一番応援してくれている存在です。まだまだ恩返しをするつもりですが、この賞をいただいたことで少しは恩返しが出来たのではないかと思います。小さな時から不自由なく大好きなサッカーをさせてくれてありがとう」
「最後に、結婚してから今日まで自分のやりたいことよりも、僕のサッカーのことを第一に考えてくれている妻。あなたなしではこの賞を受賞することはできませんでした。僕は本当に幸せ者です。妻であるあなたもMVPだと思います。おめでとう。そして、ありがとう」
来季以降の活躍にも期待がかかる岩田。最後に「僕はまだ夢の途中ですし、目標があります。まだまだ頑張ります」と語り、コメントを締め括った。