レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督がラージョ・バジェカーノ戦を振り返った。7日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。
ラ・リーガ第13節が7日に行われ、レアル・マドリードは敵地でラージョ・バジェカーノと対戦。開始直後の5分に先制を許したレアルだったが、37分にルカ・モドリッチのPKで試合を振り出しに戻すと、41分にCKからエデル・ミリトンのヘディングシュートで逆転に成功した。しかし、逆転弾からわずか3分後に失点すると、67分にはPKでラージョに勝ち越し点を献上。その後の反撃も実らず、2−3で敗北を喫した。
アンチェロッティ監督は試合後、「我々は多くの試合をこなしてきたため、コンディションが万全ではなかった。しかし、それはどのチームにも起こっていることだ。こうした状態で最後までやり遂げることは困難で、3日おきに戦っているのなら尚更だ。我々は以前のようにフレッシュではなく、アグレッシブなプレッシャーの前に苦戦してしまった」とコメント。続けて次のように試合を振り返った。
「我々にはタフさが足りなかった。そして、後方からのプレーにも問題を抱えていた。もっとダイレクトで前方にボールを運べれば良かったが、選手個人でのデュエルでも何度か負けてしまった。引き分けに持ち込むためにはクオリティが不足していたと言わざるを得ない。しかし、問題はフィジカル的なものではない。後方からのビルドアップに苦戦したということは、戦略が原因である可能性が高い。適切なやり方ではなかったのだろう」
今季のラ・リーガ初黒星を喫し、”ライバル”バルセロナに首位の座を明け渡すこととなったレアル。アンチェロッティ監督は敗戦に悔しさを滲ませつつ、次節以降の戦いへの切り替えを強調した。
「結果には失望しているし、頭を悩まされているよ。我々はシーズンの序盤戦で非常に良いパフォーマンスを発揮した。今日起こったことについては注視する必要がある。しかし、今は次の試合のことを考えなくてはならない。選手たちに失望はしていないよ」