セティエン新監督、過去25年間で“最悪”のスタートダッシュ…現地紙も警鐘「潜水艦が大変なことに」

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2022年11月08日 18:32  サッカーキング

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過去25年間で最悪のスタートダッシュとなったセティエン新監督 [写真]=Getty Images
 ビジャレアルを率いるキケ・セティエン新監督だが、過去25年間のクラブ史における“最悪のスタート”となっているようだ。7日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 ビジャレアルは10月25日、ヨーロッパリーグ優勝やチャンピオンズリーグ4強進出という功績を残したウナイ・エメリ氏が、アストン・ヴィラへと引き抜かれたことを受けて、後任にキケ・セティエン氏を招へいした。ベティスやバルセロナなどの監督を歴任した同指揮官の手腕にかけたのだが、就任後4試合で1分3敗と苦しい立ち上がりに。6日に行われたマジョルカ戦(0−2●)では、ビジャレアルファンから『キケ、今すぐ出て行け!』と唱えられるなど、周囲からの風当たりも強まっている。

 そんな中、スペイン紙『アス』も「セティエンの潜水艦が大変なことに」と警鐘を鳴らした。1997年にフェルナンド・ロッチ現会長が就任して以降、1分3敗というスタートダッシュは“最悪”だと指摘。ウナイ・エメリ氏は今季、退任するまでに公式戦17試合で指揮を取り、1試合あたり「1.8」得点、「0.7」失点を記録していた。それに比べて、セティエン監督は1試合あたり「0.5」得点、「2」失点と攻守両面で悪化していることを証明している。

 さらに同紙は、「直近2試合でポゼッション率が70パーセント、ファイナルサードでのパス数は200本を超えた」としつつも、「エメリ監督時代に比べて、最後の数メートルでの縦への推進力と存在感を欠いている」とボールを持つことが目的となっている現状を危惧した。

 FIFAワールドカップカタール2022の中断期間まで残り2試合。このままでは“イエローサブマリン”の沈没は免れないが、セティエン監督はどのように打開していくのだろうか。

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