広島のスキッベ監督がシーズン総括「ファミリーの力を非常に強く感じた」

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2022年11月09日 00:14  サッカーキング

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会見に出席したスキッベ監督(左)と松尾コーチ(右)[写真]=湊昂大
 サンフレッチェ広島のミヒャエル・スキッベ監督は8日、広島市内のホテルでシーズン総括の記者会見を行った。

 スキッベ監督は今季から広島の指揮官に就任。新型コロナウイルスの水際対策の影響で来日が遅れたが、JリーグYBCルヴァンカップで初優勝、天皇杯で準優勝、明治安田生命J1リーグでは3位と1年目で好成績を残した。

 ドイツ人指揮官は、「興奮したシーズンだった。自分たちの最大限のパフォーマンスを出せたし、すごくまとまったチームだった。最終的にタイトルを取れて非常にいいシーズンだったと思う」と振り返り、「サンフレッチェファミリーの力を非常に強く感じた」とチームやサポーターたち一丸での戦い称えた。

「選手、コーチ陣、メディカルスタッフたちが自分たちの仕事に責任を持って前向きに取り組んで大きな総合力になった。さらにサポーターたちもいて、特にアウェイの試合でチームの力になる後押しをしてくれた。選手たちの総合力だけではなくて、サンフレッチェファミリー全体の力でいいサッカーができたと思う」

 この会見には、通訳として監督と行動を共にする松尾喜文コーチも出席。その中で松尾コーチについての質問が挙がると、2人は揃って笑顔になり、指揮官は「通訳については、(松尾コーチが)言いたいことを言っているだけで、それがうまくいっているというすごい状況が続いています(笑)」と冗談で返した。

 広島は6日にスキッベ監督と2023シーズンの契約を更新したことを発表。来季はプレシーズンから指導できるため、「準備期間はしっかりトレーニングをして2月の開幕から全力で行きたい」と意気込み、目標については、「タイトルや順位の目標はありません。一番重要なのは、魅力的で攻撃的なサッカーをするということ。観てくれた人たちが家に帰っても良い余韻に浸れるようなサッカーを展開することだと思っています」と語った。

取材・文=湊昂大

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