ゾゾタウン(ZOZOTOWN)が12月16日、初の常設実店舗を表参道にオープンする。パーソナルスタイリングサービス「niaulab by ZOZO」の提供開始に伴うもので、11月9日に行われた記者説明会で発表した。
ゾゾタウンは、創業25年を迎えた今年5月、経営戦略に「ワクワクできる『似合う』を届ける」を新たに追加。それを実現する取り組みとして、パーソナスタイリングサービスの開始とリアル店舗出店に至ったという。なおゾゾタウンのリアル店舗は、2021年10月に阪急うめだでポップアップ「YOUR BRAND PROJECT Powered by ZOZO」が限定オープンしていたが、常設店舗としては今回が初めてとなる。
niaulab by ZOZOは、同社が運営するファッションコーディネートアプリ「WEAR」が持つ約1300万件のコーディネートデータと、顧客への事前アンケート、店舗のプロスタイリストによるパーソナルスタイリングサービス。YouTubeチャンネル「niaulab TV by ZOZO」を開設し、「自分の『似合う』がわかるチャンネル」をコンセプトに、ゾゾのスタッフによるスタイリングカタログやカバンの中身紹介などのコンテンツを発信する。最初の動画は11月18日19時に公開される。
店舗は表参道駅から約徒歩5分、表参道ヒルズに隣接する場所にオープン。「試着室に飛び込む」をコンセプトに掲げ、カラフルなカーテンが特徴の内装に仕上げた。顧客1人あたり2時間〜の貸し切りで営業。AIとプロのスタイリストによるコーディネートの提案、プロによるヘアメイクと写真撮影を行い、スタイリングのポイントが書かれたカードと写真を渡すという体験を提供する。店頭では、ゾゾタウンの取り扱いブランドから常時700点以上のアイテムを取り揃える。
澤田宏太郎代表取締役社長兼CEOは、「niaulabをスタッフで体験した時に似合うは人を笑顔にできると感じました。『世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。』という企業理念の実現に直結するサービスになると思っています」と新サービスへの期待を覗かせた。また、ゲストとしてスタイリスト 濱本愛弓とお笑い芸人のラランドが登壇し、niaulab by ZOZOを体験。普段モノトーンのアイテムを選びがちだというサーヤに、濱本は鮮やかな色も似合うと提案。ブラックとホワイトのファージャケット、鮮やかなブルーのシアートップス、レッドのワイドパンツを着用した。