クロースが強烈ゴラッソ! レアル・マドリード、ラ・リーガ3試合ぶりの白星で中断期間へ

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2022年11月11日 10:16  サッカーキング

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クロースのゴラッソが決勝点に [写真]=Getty Images
 ラ・リーガ第14節が10日に行われ、レアル・マドリードとカディスが対戦した。

 チャンピオンズリーグ(CL)では4勝1分1敗という成績でグループFを首位通過したレアル・マドリードだったが、直近のラ・リーガでは勝ち点を取りこぼしている。10月30日に行われた第13節ジローナ戦は不運な判定も重なって1−1のドローで終了。7日に行われた前節のラージョ・バジェカーノ戦では、1度は2−1と逆転に成功しながら、最終的には2−3で敗れ、今季のラ・リーガ初黒星を喫していた。8日に行われた第14節ではバルセロナがオサスナに勝利しており、“ライバル”に勝ち点差を広げられないためにも、重要なカディスとのホームゲームに臨んだ。

 レアル・マドリードは前節のラージョ・バジェカーノ戦からスターティングメンバー2名を変更。出場停止明けのトニ・クロースが先発に名を連ね、右サイドバックにはルーカス・バスケスが入った。ダニエル・カルバハル、マルコ・アセンシオはベンチからのスタートとなっている。一方、カディスはスコアレスドローに終わった前節のヘタフェ戦から先発5名を入れ替えてこの試合に臨んだ。

 この試合最初のチャンスを作ったのはカディス。11分、敵陣中央付近でパスを受けたアルフォンソ・エスピーノが迷わず左足を振り抜く。強烈なシュートはわずかにクロスバーの上へ外れた。対するレアル・マドリードは40分、ルカ・モドリッチが左コーナーキックのこぼれ球を拾って横に預けると、クロースが右足で正確なクロスボールを供給。ファーサイドでフリーになっていたエデル・ミリトンがヘディングシュートを沈め、レアル・マドリードが先手を取った。前半はこのまま終了している。

 後半に入るとレアル・マドリードに追加点のチャンス。53分、相手の左コーナーキックをGKティボー・クルトワがキャッチすると、即座にモドリッチに預けてカウンターを発動。左サイドを駆け上がったヴィニシウス・ジュニオールが中央へ送ると、フェデリコ・バルベルデがL・バスケスとのワンツーでフィニッシュまで持ち込む。しかし、シュートはDFに触られ、クロスバーを超えていった。

 続く70分にはレアル・マドリードが再びセットプレーでゴールに襲いかかる。モドリッチの蹴った右コーナーキックは跳ね返されたが、こぼれ球にクロースが反応。パスを受けたヴィニシウスはクロスを選択するが、これは手前のDFにブロックされてしまう。しかし、このルーズボールをクロースが右足で叩く。低空飛行の鋭いシュートがニアサイドを射抜き、レアル・マドリードがリードを広げた。

 その後もレアル・マドリードは左サイドのヴィニシウスを中心にチャンスの数を増やしたものの、決定的な3点目が奪えない。すると82分、ホセ・マリのスルーパスからテオ・ボンゴンダに抜け出され、カディスに決定機が到来。最初のシュートはGKクルトワが防いだものの、こぼれ球にアルバロ・ネグレドが詰める。最後はルーカス・ペレスが押し込み、カディスが1点を返した。

 試合はこのままタイムアップ。レアル・マドリードはラ・リーガのホームゲームで今季初のクリーンシートこそ逃したものの、3試合ぶりの白星を掴んだ。一方、カディスは3試合ぶりの黒星に。開幕5連敗の後からも調子が上向かず、降格圏に沈んでいる。

 ラ・リーガはここから、FIFAワールドカップカタール2022開催に伴う中断期間に突入する。13日にはコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)1回戦が行われ、カディスはレアル・ウニオン(3部)と対戦予定だ。昨季ラ・リーガを制したレアル・マドリードはシード権を獲得しており、3回戦からの登場となる。

【スコア】
レアル・マドリード 2−1 カディス

【得点者】
1−0 40分 エデル・ミリトン(レアル・マドリード)
2−0 70分 トニ・クロース(レアル・マドリード)
2−1 82分 ルーカス・ペレス(カディス)

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