プレミアリーグ第16節が12日に行われ、マンチェスター・Cとブレントフォードが対戦した。
アウェイのブレントフォードは勢いを持って試合に入り、立ち上がりから複数の決定機を作り出す。6分には左サイドを駆け上がったリコ・ヘンリーがクロスを供給。飛び出してきた相手GKエデルソンはキャッチできず、ペナルティエリア右に流れたボールをブライアン・エンベウモが回収する。エンベウモはペナルティエリア右に折り返すと、ボックス中央のイヴァン・トニーが合わせたが、シュートはエデルソンの好セーブに阻まれた。
その後はマンチェスター・Cも押し込む場面を作り出すが、先制したのはブレントフォードだった。16分、自陣で獲得したフリーキックから、GKダビド・ラジャがロングボールをゴール前に供給。ベン・ミーが頭で折り返すと、ゴール前のイヴァン・トニーが頭で合わせてネットを揺らした。
ホームチームは何度もゴール前まで迫りながらチャンスを生かせない時間が続いたが、前半終盤に試合を振り出しに戻す。ケヴィン・デ・ブライネの右コーナーキックがペナルティエリア左に流れると、フィル・フォーデンがボールに反応。左足を振り抜き、豪快な一撃をゴール右上隅へと突き刺した。
同点で折り返すと、後半序盤にはマンチェスター・Cのアイメリク・ラポルテが相手との接触で頭部から出血するアクシデントが発生。ただ、スペイン代表メンバーに選ばれたラポルテは大事に至らず、止血措置を受けてプレーに復帰した。
その後は一進一退の攻防が続いたが、両GKの活躍もあって得点は生まれない。ラポルテの治療時間も考慮して10分のアディショナルタイムが追加されると、後半アディショナルタイム8分にブレントフォードが勝ち越しに成功する。カウンターを仕掛けて敵陣で数的有利を作ると、ボールを運んだヘンリーは右のジョシュ・ダシルヴァに展開。ダシルヴァはボックス中央に折り返すと、ゴール前のトニーが合わせてネットを揺らした。
試合はこのまま終了し、マンチェスター・Cは4試合ぶり黒星、ブレントフォードは5試合ぶり白星となった。次節はFIFAワールドカップカタール2022終了後となり、マンチェスター・Cは12月28日に敵地でリーズ、ブレントフォードは同26日にホームでトッテナムと対戦する。
【スコア】
マンチェスター・C 1−2 ブレントフォード
【得点者】
0−1 16分 イヴァン・トニー(ブレントフォード)
1−1 45+1分 フィル・フォーデン(マンチェスター・C)
1−2 90+8分 イヴァン・トニー(ブレントフォード)