ナポリが破竹の11連勝！　ウディネーゼから逃げ切り成功、無敗の首位で中断期間へ

　セリエA第15節が12日に行われ、ナポリとウディネーゼが対戦した。

　開幕から無敗、10連勝中で首位を快走するナポリが、6戦未勝利で8位にまで後退したウディネーゼをホームに迎えての一戦。試合の均衡が破れたのは15分、ナポリが先制する。左サイドからエリフ・エルマスが柔らかいクロスを送り、ヴィクター・オシムヘンが打点の高いヘディングで押し込んだ。オシムヘンは今季リーグ戦9点目となった。

　ナポリは31分にリードを広げる。素早い攻めで人数をかけずに敵陣までボールを運び、イルビング・ロサーノが敵陣中央からペナルティエリア中央へ柔らかい浮き球を供給。ボールを収めたピオトル・ジエリンスキが右足を振り抜き、コントロールショットをゴール右上隅に流し込んだ。

　2点リードで折り返したナポリは、58分に3点目を獲得する。自陣でのボール奪取から速攻に転じると、ボールは中央のアンドレ・フランク・ザンボ・アンギサへ。オシムヘンとロサーノが右で相手を引きつけ、左で完全にフリーとなったエルマスにパスが渡る。ペナルティエリア左に侵入したエルマスは、ゴール前での落ち着いたボールタッチで相手DFをかわし、相手GKとの一対一を制してゴールネットを揺らした。

　ウディネーゼは79分に1点を返す。ロベルト・ペレイラの浮き球をアイザック・サクセスが胸で落とし、ボックス中央のイリヤ・ネストロフスキが左足を振り抜いてゴール右下に突き刺した。さらに82分、ウディネーゼが1点差に詰め寄る。ラザール・サマルジッチが高い位置で相手DFからボールを奪い、そのままペナルティエリア手前まで前進。ボックスの外から思い切って左足を振り抜き、強烈なミドルシュートをゴール左に突き刺した。

　それでも、ナポリが逃げ切りに成功して試合は終了。ナポリは連勝を「11」に伸ばし、ウディネーゼは4試合ぶりの黒星で7戦未勝利となった。次節はFIFAワールドカップカタール2022終了後の年明けとなり、ナポリは2023年1月4日にインテル、ウディネーゼは同日にエンポリと対戦する。

【スコア】
ナポリ　3−2　ウディネーゼ

【得点者】
1−0　15分　ヴィクター・オシムヘン（ナポリ）
2−0　31分　ピオトル・ジエリンスキ（ナポリ）
3−0　58分　アンドレ・フランク・ザンボ・アンギサ（ナポリ）
3−1　79分　イリヤ・ネストロフスキ（ウディネーゼ）
3−2　82分　ラザール・サマルジッチ（ウディネーゼ）