プレミアリーグ第16節が12日に行われ、リヴァプールとサウサンプトンが対戦した。
浮き沈みのあるシーズンを過ごすリヴァプールは、ノッティンガム・フォレスト、リーズ相手の連敗から立ち直って公式戦3連勝。ただ、今節はユルゲン・クロップ監督がベンチ入り禁止処分を受け、アシスタントコーチのペピン・ラインダース氏がチームを指揮する。一方、降格圏に沈むサウサンプトンは、ネイサン・ジョーンズ新監督の初陣となった。
試合の均衡が破れたのは6分、リヴァプールが先制に成功した。右サイドでフリーキックを獲得し、左利きのアンドリュー・ロバートソンがゴールに向かうボールを供給。ボックス内のロベルト・フィルミーノが頭ですらすと、ボールはゴール左下に吸い込まれた。
しかし9分、サウサンプトンがすぐに試合を振り出しに戻す。左サイドでフリーキックを獲得し、ジェームズ・ウォード・プラウズがゴールに向かうボールを送る。ボックス中央のチェ・アダムズが頭で合わせて押し込んだ。
21分、リヴァプールが勝ち越しに成功する。敵陣深い位置に人数をかけて押し込むなか、ペナルティエリア手前でこぼれ球をひろったハーヴェイ・エリオットが、柔らかい浮き球をファーポストの手前に供給。抜け出したダルウィン・ヌニェスが左足で合わせてネットを揺らした。
リヴァプールは42分にリードを広げる。フィルミーノのスルーパスに抜け出したロバートソンが左サイドの深い位置からグラウンダーで折り返し、ゴール前のヌニェスが合わせて流し込んだ。
2点リードで折り返したリヴァプールは、68分からジェイムズ・ミルナーを投入。ミルナーはギャレス・バリー、ライアン・ギグス、フランク・ランパードに続き、史上4人目となるプレミアリーグ通算600試合出場を達成した。
試合はこのまま終了し、リヴァプールは2連勝、サウサンプトンは3連敗となった。次節はFIFAワールドカップカタール2022の中断明けに行われ、リヴァプールは12月26日にアストン・ヴィラ、サウサンプトンは同日にMF三笘薫が所属するブライトンと対戦する。
【スコア】
リヴァプール 3−1 サウサンプトン
【得点者】
1−0 6分 ロベルト・フィルミーノ(リヴァプール)
1−1 9分 チェ・アダムズ(サウサンプトン)
2−1 21分 ダルウィン・ヌニェス(リヴァプール)
3−1 42分 ダルウィン・ヌニェス(リヴァプール)