アーセナルが15年ぶりに首位でクリスマス！　マンＣ痛恨黒星＆チェルシーは3連敗／プレミアリーグ第16節1日目

　プレミアリーグの第16節1日目がイギリス時間12日に行われた。

　この日は8試合が行われ、16クラブがFIFAワールドカップカタール2022前ラストの一戦に臨んだ。

　ランチタイムに開催されたマンチェスター・Cとブレントフォードの一戦では波乱が。16分にアイヴァン・トニーのヘディングでブレントフォードが先制。45＋1分にフィル・フォーデンの強烈ショットで1度は同点に追いつくものの、アイメリク・ラポルテの負傷とそれに伴う治療時間で追加された10分のアディショナルタイムで再びトニーに決められ、これが決勝点。アウェーチームにとって、リーグでのマンC戦の勝利は実に71年8ヶ月ぶりとなる大金星。勝利して首位アーセナルにプレッシャーを掛けたかったマンCにとっては痛い黒星となった。

　前節トッテナムに勝利し、連敗をストップしたリヴァプールは、ネイサン・ジョーンズ新監督を迎えたサウサンプトンと対戦。ユルゲン・クロップ監督がベンチ入り禁止処分を受けるという難しい状況の中、6分にロベルト・フィルミーノの先制ゴールでリード。すぐにチェ・アダムズの得点でサウサンプトンに追いつかれたものの、21分と42分にダルウィン・ヌニェスが連続ゴール。このまま3−1で逃げ切ったリヴァプールが勝利し、連勝で中断期間に突入した。

　10月以降、勝ったり負けたりと浮き沈みの激しい時期を過ごしたトッテナムはリーズをホームに迎えた。試合はリーズが3度先行し、そのたびにトッテナムが追いつくという白熱したシーソーゲームに。83分のロドリゴ・ベンタンクールの得点が決勝点となり、スパーズが乱打戦を制した。これにて、ひとまずはチャンピオンズリーグ（CL）出場権獲得圏内の4位でクリスマスを迎えることになった。

　3位ニューカッスルと7位チェルシーは「セント・ジェームズ・パーク」で対戦。9戦無敗、4連勝中と勢い抜群のニューカッスルと対照的に、チェルシーは4戦未勝利、2連敗と不調に陥っていた。そんな両チームの対戦は、ここ最近の調子通りの結果に。67分に決まったジョー・ウィロックの先制点を、アーセナルと並んでリーグ最小失点の鉄壁守備陣を中心に守り切り、1−0で勝利した。これでニューカッスルは5連勝となり、3位でクリスマスへ。一方、3連敗のチェルシーは8位に後退し、“お隣”フルアムの結果次第では、9位で中断期間突入の可能性もあるという状況になった。

　この日最後の開催となったウルヴァーハンプトンとアーセナルの一戦は、アウェーチームが主導権を握る展開。しかしながら、前半は得点を奪えずスコアレスで後半へ。それでも55分、75分にマルティン・ウーデゴールが連続得点を決め、守備陣も3試合連続のクリーンシートを達成。2位マンCに勝ち点差「5」をつけ、2007−08シーズン以来、15年ぶりに首位でクリスマスを迎えることが決まった。

　今節の試合結果並びに残りの試合予定は以下の通り。※時間は全て日本時間

■試合結果
▼12日
21:30　マンチェスター・C　1−2　ブレントフォード

▼13日
0:00　ボーンマス　3−0　エヴァートン
0:00　リヴァプール　3−1　サウサンプトン
0:00　ノッティンガム・フォレスト　1−0　クリスタル・パレス
0:00　トッテナム　4−3　リーズ
0:00　ウェストハム　0−2　レスター
2:30　ニューカッスル　1−0　チェルシー
4:45　ウルヴァーハンプトン　0−2　アーセナル

■残りの試合予定
▼13日
23:00　ブライトンvsアストン・ヴィラ

▼14日
1:30　フルアムvsマンチェスター・U