FC町田ゼルビアは14日、金明輝氏が2023シーズンよりトップチームのヘッドコーチに就任することをクラブ公式サイトで発表した。
現在41歳の金氏は、現役時代にジェフユナイテッド市原(現・ジェフユナイテッド千葉)やカターレ富山、サガン鳥栖などでプレー。現役引退後には指導者の道に進み、古巣である鳥栖のユースチームで監督を歴任。2018年10月には、当時のマッシモ・フィッカデンティ監督が辞任したことを受け、後任としてトップチーム監督に就任。チームをJ1残留に導いた。トップチームコーチとしてスタートした翌2019シーズンも5月以降は監督を任され、2021年12月に退任するまで鳥栖を率い続けた。しかし、同月30日には、Jリーグが「金氏による選手・スタッフに対するハラスメントがあった」という調査結果を報告。鳥栖U−18を指揮していた2016年から2018年にかけて、同チームおよびトップチームの選手・スタッフに対して暴力行為や暴言を繰り返していたことで、公式試合への出場資格停止と譴責処分を受けていた。
町田のクラブ公式サイトには、以下のように金氏のコメントが掲載されている。
「この度、ヘッドコーチとして加入する事になりました金明輝です」
「『サッカーどころ町田』に、まさに当てはまる最高のサポーター。そしてFC町田ゼルビアという素晴らしいクラブで、共にJ1昇格に向けて戦えることを心から嬉しく思います」
「チームが掲げるJ1昇格という目標を勝ち得るため監督・選手・スタッフと共に戦っていきます。FC町田ゼルビアに関わる全ての皆様、よろしくお願いいたします」
また、町田は10月24日に黒田剛氏の監督就任を発表。長年青森山田高校の監督を務めてきた同氏の監督起用は、多くの注目を集めている。