ペップ政権下で主要タイトル3冠、バロンドール初受賞…“神の子”メッシの追憶「並外れた時代だった」

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2022年11月15日 13:18  サッカーキング

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FWメッシが“ペップ・バルサ”を振り返る [写真]=Getty Images
 パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、バルセロナ時代を振り返った。14日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 1987年6月24日生まれのメッシは現在35歳。『ラ・マシア』で研鑽を積んだ同選手は2004年10月のデビュー以降、バルセロナを象徴する選手へと飛躍を遂げた。“ブラウグラナ”のシャツを纏い、在籍17シーズンでクラブ歴代最多となる公式戦通算672得点を記録。2008−09シーズンの主要タイトル3冠(ラ・リーガ、国王杯、チャンピオンズリーグ)を筆頭に、35タイトル獲得に大きく貢献した。また、バルセロナ時代には6度のバロンドール賞を受賞。2021年にからはPSGへと活躍の場を移すと、同年に史上最多となる7度目のバロンドール賞に輝いた。

 すでにバルセロナのレジェンドでもあるメッシだが、なかでもジョゼップ・グアルディオラ政権下(現マンチェスター・C)では、同クラブで獲得したタイトルの3分の1以上にあたる14タイトルを獲得するとともに、自身もバロンドール賞を初受賞した。クラブに栄光をもたらし、フットボール史にも新たな1ページを刻んだ当時のバルセロナについて、メッシは「グアルディオラ政権は並外れた時代だった。全ての始まりは彼が来て指導し、僕たちをチームとして成長させてくれたこと。本当に最高だったよ。どこに行っても、相手が誰であろうと、自分たちのやり方で勝つことができると分かっていたからね。手痛い敗戦を喫した時も、トレーニングで自信を取り戻すことができた」と追憶。一方で「もっと楽しめばよかったと、当時から後悔している。日々の生活を過ごしていくうちに、気づかないままだった。グアルディオラがどのように試合に向けて準備し、どのように対戦相手と戦うか。そのすべてを」と胸中を明かした。

 続けて、メッシは「自分たちが何をやっているのか気づかないほど、簡単に、そして自然にできていた。時間が経つにつれて、これが唯一無二のものであったことに気付くことになる。グアルディオラのフットボールは、あまりにもシンプルで誰もが真似したいと思ったからこそ、フットボール界に大きなダメージを与えた」と述懐。さらに「僕はこれまでにも“沢山のグアルディオラ”に会い、その度に僕たちが何を成し遂げたのかを実感した。彼は間違いなく最高のコーチだ。何か特別なものを持っている。試合を見ること、準備すること、そしてそれを伝えること」とフットボール史に革命をもたらしたグアルディオラ氏を称賛している。

 ジョゼップ・グアルディオラ監督退任以降も、バルセロナで輝きを放ち続けたリオネル・メッシ。2021年の夏には、経済的な事情からバルセロナ退団を余儀無くされてPSGに加入したが、今シーズンもここまで公式戦11ゴール14アシストを記録している。35歳を迎えてもなお、フットボール界の最高峰に立つ“神の子”は、今週末に開幕を控えるFIFAワールドカップカタール2022で自身初の同大会優勝を目指す。

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