メーガン妃がヘンリー王子と結婚する数日前に、ある女性からアドバイスを受けたことを告白した。多大な影響力を持つというこの女性は「結婚後も活動することを諦めないで」と助言したという。メーガン妃は彼女の励ましにより、現在も女性の権利に関する支援を続けていると明かした。
メーガン妃によるSpotifyのポッドキャスト『Archetypes』のエピソード10が現地時間15日に配信された。
最新エピソードでは、インド系英国人女優で人種問題や性差別問題の活動家ジャミーラ・ジャミル(Jameela Jamil、36)と、イラン出身の米女優ショーレ・アグダシュルー(Shohreh Aghdashloo、70)らをゲストに迎え、女性の活動家が批判されることが多い理由について議論した。
番組でショーレは、イラン全体でヒジャブ(イスラム教徒の頭や体を覆う布)をつける規則を破った女性への扱いに対する抗議に言及し、自国に「民主主義を取り戻す」ための闘いについて語った。
するとメーガン妃は「その話で、私が結婚式の数日前、ある女性からメッセージを受けたことを思い出したわ」と言い、ヘンリー王子と2018年5月19日にロイヤル・ウェディングを執り行う直前の出来事を明かしたのである。
妃は「その人は大きな影響力がありインスピレーションとなる人だけど、プライバシーのために名前は伏せておくわ」と述べたうえで、その女性が助言した内容についてこのように明かした。
「彼女は私に『あなたの人生が変わっていくのは分かるけど、どうか活動を諦めないで。それは女性達や少女達にとって、とても意味のあることだから』と言ってくれたのよ。」
そしてヘンリー王子と結婚後も女性達を支援する活動を続けてきた理由について、次のように説明した。
「それが重要なことだったし、彼女がそうするように励ましてくれたからでもあるの。私達全員が重要なことを伝え合う、集合的な声こそが大切だから。数には安全性があり、力強さも備えている。」
妃がアドバイスを受けたという“影響力のある女性”については、ロイヤル・ウェディングに出席したオプラ・ウィンフリーやセリーナ・ウィリアムズ、妃と親交のあるミシェル・オバマ元大統領夫人などが憶測されている。
メーガン妃は11歳の頃に食器用洗剤のテレビCMを見た時、その内容が「家事をするのは女性だけ」というメッセージだと感じた。そのため製品の販売会社社長やヒラリー・クリントン氏に手紙を送ると、CMの内容は編集された。
当時この件を取り上げた子供向けテレビ局「ニコロデオン」の番組『Nick News』では、11歳だったメーガン・マークルさん(現メーガン妃)がインタビューに応じ「何かが間違っていると思ったら、いつでも立ち上がって」と他の子供達に呼びかけていた。
メーガン妃は長期にわたり人権保護を支援しており、女性の地位向上を目的とする国連組織「UNウィメン」の親善大使や、認定NPO法人「ワールド・ビジョン」による子供達に安全な飲み水を提供するキャンペーン“クリーン・ウォーター”を支援してきた。
ヘンリー王子と結婚後は、夫妻で世界の貧困問題やそれらが子供達に与える問題などについての支援を行っている。これまでに人道支援などの慈善活動が称賛されており、何度も賞を授与している。
画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年10月11日付Instagram「Today is International #DayoftheGirl」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)