フランクフルトに所属する元日本代表MF長谷部誠が、16日に行われた『ブンデスリーガジャパンツアー2022 powered by スカパーJSAT』浦和レッズ戦を振り返った。
2002年から2007年まで浦和に在籍していた長谷部は、ひざの負傷から復帰してベンチスタート。74分から出場し、終盤にはミドルシュートを放つなど、『埼玉スタジアム2002』を沸かせた。長谷部は試合後、古巣と対戦した感想を次のように語っている。
「本当に今日は平日にもかかわらず、多くの方がスタジアムに来ていただいて、ホテルからスタジアムにまで向かう道のりが懐かしく、このスタジアムを思い返して…。100パーセントの状態じゃなかったですけど、少しでもピッチに立って、皆様の前でプレーできてよかったです」
「ゴール裏からね、懐かしいチャントが聴こえて。新しい、僕も聞いたことないものもあったんですけど、このスタジアムで、浦和サポーターの前でプレーできたことは、アウェイチームということで少し変な感じもありますけど、非常に嬉しかったです」
前半は若手主体のフランクフルトに対して浦和が優勢に試合を進め、キャスパー・ユンカーの2ゴールで浦和が2点リードで折り返す。後半から両チーム大きくメンバーを入れ替えると、2点ずつを奪い合い、結局4−2で浦和が勝利した。長谷部は試合内容を振り返り、次のようにコメント。今季限りで退任するリカルド・ロドリゲス監督が作り上げたチームを称え、マシエイ・スコルツァ新監督の下で迎える来シーズンへのエールを送った。
「今日は浦和レッズが勝利に値したと思いますし、非常にいいサッカーをしている。良い選手がたくさんいますし、何よりリカルド(・ロドリゲス)監督が最後ということで、これまでの功績を僕も祝いたい。素晴らしいチームだと思うので、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)決勝も来シーズンも頑張ってほしい」
「今日の負けはまったく言い訳する気もないです。自分たちが全く良いサッカーできなかった。ブンデスリーガの代表として来ているのでしっかり見せたかったですけど、若い選手たちはここから多くのことを学ぶと思いますし、成長していってほしいです」
長谷部は最後に「スタジアムに足を運んでくださったみなさま。テレビの前の日本のサッカーファンのみなさま、久しぶりに日本に帰ってプレーできて嬉しかったです。もう1試合大阪でもあるし、ワールドカップもあるし、日本のサッカーをみなさんと一緒に盛り上げていきたいです」と語ってインタビューを締め括った。
フランクフルトは19日に『パナソニックスタジアム吹田』でガンバ大阪と対戦する。