エドゥ氏がアーセナル史上初のSDに就任…近年の補強の成功に大きく貢献

　アーセナルは18日、テクニカル・ディレクターを務めているエドゥ・ガスパール氏が、クラブ史上初のスポーティング・ディレクター（SD）に就任することを発表した。

　現在44歳で、現役時代にはアーセナルでプレミアリーグ無敗優勝も経験した元ブラジル代表のエドゥ氏。ブラジル代表のスタッフとして働いた後、2019年夏に古巣アーセナルのテクニカル・ディレクターに就任すると、成績の落ち込んでいたクラブの補強を先導。昨夏には冨安健洋や現主将のマルティン・ウーデゴーア、今夏はガブリエル・ジェズスやオレクサンドル・ジンチェンコの獲得において手腕を見せ、現在リーグ首位に立つアーセナルの躍進に貢献している。

　その働きが認められ、エドゥ氏は新たにアーセナルのSDに就任。アーセン・ヴェンゲル時代を含め、長くSDのポジションを採用していなかったアーセナルにおいて、クラブ史上初のSDが誕生することとなった。自身の“昇進”についてエドゥ氏は、「この新たな役割をもらえて嬉しいよ。これは、これまで我々が取り組んできたことの進化と統合だと捉えている」と喜びを口にしている。