床下から135年前のメッセージボトルが見つかる 家主「ずっとここにあったなんて驚き」(スコットランド)

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2022年11月21日 10:12  Techinsight Japan

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床下から発見された135年前のメッセージボトル(画像は『Eilidh Stimpson 2022年11月16日付Facebook「Interesting find by Peter from Wightman Plumbing when lifting floorboards in our home in morningside!」』のスクリーンショット)
今月14日、スコットランドのある民家の床下から135年前のメッセージボトルが発見された。その日、ラジエーターを移動させる作業をしていた配管工が床に穴を開けたところ、メモが入った古いウイスキーボトルが出てきたという。家主である女性がこの発見についてFacebookに投稿したところ、「大昔の手書きのメモが残っているなんて素晴らしい!」「過去からの素敵な贈り物」などのコメントが寄せられている。『BBC』『Edinburgh Live』などが伝えた。

11月14日、スコットランドのエディンバラに暮らす2児の母エイリー・スティンプソンさん(Eilidh Stimpson)の自宅床下からかなり古いメッセージボトルが発見された。

その日はラジエーターを移動させるため配管工事会社「WF Wightman」を営むピーター・アランさん(Peter Allan、50)が作業を行っていたそうで、ピーターさんはボトルを発見した当時のことをこのように振り返った。

「配管を探すために床に穴を開けると、メモが入った古いウイスキーボトルが出てきたんです。部屋は10フィート×15フィート(約3メートル×約4.5メートル)で、この家が最初に建てられた時にはメイド部屋だったと思われます。適当に床板を切ったら、ちょうどその真下にボトルがあるなんて…本当に不思議で信じられません。私は階段を降りてエイリーさんに『床に開けた穴の中にあったものを見てください。きっと驚きますよ』と伝えました。」

メッセージボトルを見たエイリーさんは、8歳と10歳の子供たちが学校から帰宅した後にボトルの栓を開け、中のメモを読んでみることにしたそうだ。

「子供たちを学校に迎えに行った時、『今日はとてもワクワクすることがあるの』と伝えました。彼らは『ホットドッグでも食べるの?』なんて言っていましたが、『それよりももっと楽しいことよ』と家でメッセージボトルが発見されたことを伝えたんです。すると2人とも本当に興奮していました。8歳の子はP4(日本の小学2年生)で、今まさにヴィクトリア朝について学んでいるところなので、それはきっと宝物だと大喜びでした。」

「家に戻った私たちはピンセットやペンチで必死にメモを取り出そうとしたのですが、少し破れてしまって。これ以上傷つけたくなかったので仕方なくボトルを叩き割ることにしました。貴重な古いボトルを壊してしまうなんて本当に申し訳なかったのですが、破片はすべてタッパーに入れて保管しています。」

そのメモには2人の男性の名前と日付が記されており、次のように綴られていた。

「この床を張ったのはジェームズ・リッチー(James Ritchie)とジョン・グリーヴ(John Grieve)ですが、ウイスキーは飲んでいません。1887年10月6日。このボトルを見つけた人は我々の気配を感じるかも知れません。」

その後、エイリーさん一家の友人が彼らについて調べたところ、1881年の住民簿からニューイントン地区に住んでいた2人の名前を見つけたそうだ。

そしてエイリーさんが135年前のメッセージボトルの発見についてFacebookに投稿したところ、このようなコメントが届いた。

「なんて素敵なのでしょう。100年後に住む人のためにあなたも何かメッセージを残してみて。」
「これは素晴らしい。135年前の手書きのメッセージが今になって発見されるなんて!」
「すごい! このメッセージボトルはきっと世界最古のものに違いない。」
「彼らがこのメモを書いた当時は、こんなにも多くの人に共有されることになるとは思ってもいなかったでしょうね。これは過去からの素敵な贈り物です。」

なおこのメモに関して、スコットランド国立図書館からは劣化を防ぐためアシッドフリー(酸性成分が含まれていない)のファイルなどで保存するようアドバイスを受けたそうで、エイリーさんは今後の予定についてこのように述べている。

「こんなにも古いメッセージボトルがずっとそこにあったなんて本当に驚きです。また、みんなが私たちと同じように面白いと思ってくれているのがうれしいです。悲観的なニュースが多い昨今、このようなポジティブな発見があったのはとてもいいことです。このメモはアシッドフリーの額に入れて飾っておこうと思います。そして後世の人たちのために、このメモを書き起こしたものと私たち家族からのメッセージを新しいボトルに入れて元の場所に戻しておく予定です。」

画像は『Eilidh Stimpson 2022年11月16日付Facebook「Interesting find by Peter from Wightman Plumbing when lifting floorboards in our home in morningside!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)

このニュースに関するつぶやき

  • スコットランドの友人宅で、床板を剥がしたら120年前の新聞が出てきた。一般紙だというのに大砲の弾の広告とかあって「この弾ならフランスまで届く!」ってコピーが凄く印象的だった。
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