12日間ノンストップでグルグルと歩き続ける羊の群れ 奇妙な行動が話題に(中国)<動画あり>

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2022年11月22日 10:11  Techinsight Japan

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キレイな円を描くように歩き続ける羊たち(画像は『Metro 2022年11月16日付「Flock of sheep filmed trotting round in a circle continuously for 12 days」(Picture: Newsflare)』のスクリーンショット)
このほど中国の農場に設置されていた監視カメラが、何十頭もの羊が円を描くようにグルグルと歩く不思議な光景を捉えた。オーナーによると羊たちは止まることなく12日間連続で歩き続けていたと言い、34か所に羊小屋を所有しているがこのような行動を見せたのはそのうち1か所で飼育している羊たちだけだったという。専門家は“旋回病”とも呼ばれるリステリア症の可能性もあると話している。『Metro』などが伝えた。

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奇妙な行動を見せたのは中国北部、内モンゴル自治区にある農場で飼育されている羊たちだ。監視カメラが捉えた映像には、何十頭もの羊の群れが大きな円を描くように時計回りに歩く様子が映っている。円の外側には止まっている羊も何頭か確認できるが、しばらくすると再び合流して歩き続けていたという。羊たちを飼育しているミャオさん(Miao)によると、この奇妙な現象は今月4日から始まり、一度も止まることなく12日間も続いたそうだ。昼も夜も関係なく羊たちは歩き続け、恐らく交代で休憩を挟みながら円の形を保っていたのだろう。

また同農場では34か所に羊小屋を所有しておりそれぞれで数十頭の羊の群れを飼育しているが、今回のような奇妙な行動を見せたのは1か所の羊小屋にいる羊たちだけだった。さらにその羊小屋には13という番号が割り当てられており、不吉な数字として知られている“13”という数字だったこともありネット上で大きな話題を呼んだ。

この動画を見た人からは「これは羊たちによる何かに対するデモ行為なのでは?」「この羊たちは私たちの知らない何かを知っているのかもしれないね」「大きな地震でも起きるのかも」「何か理由があるのかもしれないけど、私たちがそれを知るすべは無いね」など様々な意見が飛び交った。

この現象を見た一部の専門家は、変敗したサイレージ(飼料)を食べることで感染する“リステリア症”ではないかと推測している。リステリア症は“旋回病”とも呼ばれており、感染すると脳の片側に炎症を起こすため感染した動物が円を描くように動いたり、半身に麻痺を起こすことがあるそうだ。今回の羊たちはリステリア症を発症した影響で、同じ方向に向かってグルグルと歩いているのではないかという。

今回の謎の現象に関する真相は明らかになっていないが、今年9月には森の中をランニングしていた女性の後を追う羊の群れを捉えた動画が注目を集めていた。群れで行動をする羊は目の前のものをリーダーと認識し、どんな危険な場所に行こうとしてもそのリーダーについていくという強い習性を持っており、もしかすると今回も群れの中の1頭がこのような動きを始めた結果、群れ全体が同じ行動を始めたのかもしれない。



画像は『Metro 2022年11月16日付「Flock of sheep filmed trotting round in a circle continuously for 12 days」(Picture: Newsflare)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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  • また何かのウイルス研究か?もう勘弁して。
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