足首にはGPS、出生証明書の裏に「金を出せ」と書き銀行強盗 間抜け過ぎる男の犯行が明らかに(米)

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2022年11月23日 10:11  Techinsight Japan

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銀行強盗で逮捕された男(画像は『New York Post 2022年11月21日付「Missouri man writes demand note on birth certificate while robbing bank」(Greene County Jail)』のスクリーンショット)
日本のように戸籍制度がないアメリカでは、公的手続きをする際に出生証明書を求められることが多い。そんな重要な出生証明書を「金を出せ」と書いたメモとして使った男の裁判が今月中旬、ミズーリ州で行われた。男は再犯で足首に居場所を特定するモニターを付けたままだったことも分かっており、間抜け過ぎる犯行に呆れる声が寄せられている。『WKRC』などが伝えた。

米ミズーリ州出身のマイケル・コンリー・ロイド(Michael Conley Loyd、30)は昨年7月、米系大手金融グループ「バンク・オブ・アメリカ」のスプリングフィールド支店に強盗に入り、現金754ドル(約10万7千円)を奪って逃走した。

マイケルは銀行の窓口で「金を出せ。何も言うな。外には俺のパートナーが待っている」と書いたメモを見せたそうで、窓口係が出した現金を鷲掴みにすると、支店前の駐車場に停めていた黒のピックアップトラックで走り去った。メモはマイケル本人の出生証明書の裏側に書かれており、ピンクの蛍光ペンが使われていたという。

ところが逃走中のマイケルは、強盗をした銀行に警察車両が向かうのを見て怖くなり、奪った現金と身分証明書、そして出生証明書をトラックの窓から投げ捨てて自宅へと急いだ。トラックはルームメイトの女性のものでマイケルは犯行後、女性に「君のトラックが盗まれたようだ」とテキストメッセージを送信していた。

そしてマイケルが銀行に押し入った10分後、ルームメイトのボーイフレンドが警察に「銀行強盗をしたのはマイケルかもしれない」と通報、マイケルは駆けつけた警察官によって自宅を包囲され、その後あっけなく逮捕された。

実はマイケル、この犯行以前にも強盗で逮捕されており、足首には行動を監視するためのGPS装置が付けられていた。そのため警察は、以前のマグショット(人物写真)と銀行の監視カメラの映像を比較することができたうえ、事件があった時間にマイケルが銀行にいたことを突き止めており、これらが犯人特定の決定的証拠となったようだ。

マイケルは警察の調べに「その日、彼女と口論になった。銀行強盗は自分が正しいことを証明するためにやった」と話したそうで、逮捕されたその日のうちに犯行を認めたものの「実際に何を証明したいのか」については明らかにしていないという。

なおマイケルの裁判は今月17日に行われており、有罪が確定すれば最長で20年の懲役と25万ドル(約3550万円)の罰金が科せられる。

ちなみにこのニュースには、「あまりにも間抜け」「『僕はクレイジーです』ということを証明したかったんだよ」「笑うしかないね」「捕まるために強盗に入ったようなもの」といった呆れる声が多数寄せられている。

画像は『New York Post 2022年11月21日付「Missouri man writes demand note on birth certificate while robbing bank」(Greene County Jail)(Google Maps)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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