清水エスパルスは22日、2022シーズンまで水戸ホーリーホックの監督を務めていた秋葉忠宏氏が、コーチに就任することを発表した。
現在47歳の秋葉氏は、現役時代にアルビレックス新潟や徳島ヴォルティスなど国内の複数クラブで活躍。2009年よりSC相模原の監督を務め、指導者キャリアをスタートさせた。水戸ホーリーホックのヘッドコーチ、ザスパクサツ群馬の監督、アンダーカテゴリーの日本代表でコーチを務め、2020年より水戸の監督に就任。2022シーズンは明治安田生命J2リーグを13位でフィニッシュし、同シーズン限りでの退任が発表されていた。一方、清水はゼ・リカルド監督の続投は決まったものの、20日付で篠田善之コーチと石野智顕GKコーチの退任を発表。後任に注目が集まっていた。
コーチ就任に際し、秋葉氏は清水のクラブ公式HPを通じてコメントを発表している。
「エスパルスを愛する皆さん、2023シーズンより清水エスパルスでお世話になります、熱すぎる男こと秋葉忠宏です。エスパルスでのタスクはしっかりと理解しています。クラブや監督、スタッフと選手たちが団結し、一体となり強い絆を築き、意思疎通が円滑に取れるよう、しっかりと間に立ちハードワークしていきます。エスパルスを愛する皆さんと力を合わせる事でのみ達成できる、日本を代表するクラブ、世界に誇れるクラブへと共に歩んでいきましょう。よろしくお願いいたします」
2022シーズン、清水は明治安田生命J1リーグで序盤戦から勝利が遠く、5月末に平岡宏章前監督を解任。ゼ・リカルド監督招へい後の7月にはFW北川航也、MF乾貴士、MFヤゴ・ピカチュウら即戦力を次々と獲得して巻き返しを図った。8月は3勝1分で一時的に降格圏から脱出したものの、9月からは再び勝利が遠ざかり、ラスト7試合は未勝利に。勝ち点「33」の17位でフィニッシュし、クラブにとって2度目の降格が決まった。来季は7シーズンぶりにJ2での戦いに挑む。