強靭な肺の持ち主? タバコを吸いながらフルマラソンを完走した50歳男性(中国)

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2022年11月23日 21:11  Techinsight Japan

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マラソン中にタバコを吸う男性(画像は『New York Post 2022年11月15日付「Lung distance: Chain-smoking grandpa runs marathon in 3.5 hours」(Weibo)』のスクリーンショット)
今月6日に中国で開催されたフルマラソンの大会で、50歳の男性がタバコを吸いながら走る姿が捉えられ大きな話題を呼んでいる。ベテランでも相当息が上がり苦しいはずのフルマラソンだが、彼は涼しい顔をしてタバコを咥えながら走っていたのだ。この男性は3時間28分45秒で完走しており、順位は約1500人の参加者のうち600位以内に入るというなかなかの好成績を残した。『New York Post』などが伝えている。

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今回話題になっているのはチェンさん(Chen、50)という男性で、中国東部の浙江省建徳市で今月6日に開催された新安江マラソン大会にてタバコを咥えながら走る姿が撮影された。長距離ランナーは健康に気を遣い厳しく体調管理を行うイメージが強いため、タバコを吸いながら走るその姿には驚きを隠せない。

フルマラソンは慣れた人でも息が上がるためタバコを吸いながら走っていたチェンさんは途中でリタイアでもしたのかと思ってしまうが、42.195キロのコースを3時間28分45秒でゴールした。なお東京マラソンに参加した50代男性のフルマラソン平均タイムは4時間36分45秒であり、これを考えるとチェンさんのタイムは相当速いと言える。今大会の出場者約1500人のうちチェンさんの順位は574位であり、上位半数に入った。

タバコを吸いながら走るチェンさんの画像が中国のSNS「微博(Weibo)」に投稿されると、“チェンおじさん(Uncle Chen)”と呼ばれ大きな話題を呼んだ。ネット上では「彼にとってタバコはエンジンなのかも」「もしタバコを吸っていなかったらもっとすごいアスリートになっていたんじゃないかな」といったコメントが多数あがった。

またチェンさんは過去にもタバコを吸いながらフルマラソンの大会に参加しており、2018年には広州マラソンで3時間36分、2019年には厦門マラソンで3時間32分という記録を残している。マラソン中にもタバコを手放さないほどのヘビースモーカーなのかと思いきや、一部報道によるとチェンさんは走る時だけタバコを吸う習慣があるのだという。


50歳にしてタバコを吸いながら以前よりも好成績を残しているチェンさんはよほど強靭な肺機能を持っているようで、過去にはフルマラソンを上回る50キロの距離を走ったり、12時間走り続けるようなウルトラマラソンに参加したこともあるそうだ。


マラソン大会において身体強化の目的での薬物使用は禁止されているが、中国のマラソン大会では喫煙を禁止するルールはないという。しかし他の参加者への受動喫煙を懸念する声や、以前から走りながらタバコを吸い続けるチェンさんへの対応が何もされていないことについて「レース中の喫煙は禁止するべき」「他のランナーが可哀そうだ」など批判の声もあがっている。

画像は『New York Post 2022年11月15日付「Lung distance: Chain-smoking grandpa runs marathon in 3.5 hours」(Weibo)』『LADbible 2022年11月15日付「Man runs entire marathon while chain-smoking cigarettes」(Credit: Weibo)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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