夫の遺体を妻が5日間放置 家宅捜索で14年以上も天井で監禁された息子を発見(ジンバブエ)

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2022年11月24日 05:11  Techinsight Japan

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自宅にやってきた捜査官らと話す妻(画像は『ZimLive 2022年11月22日付「Woman kept hubby’s dead body at home
ジンバブエの首都ハラレから南に25キロほど離れたゼンジェッサ(Zengeza)地区で11月21日、ゴゴ・マラーラ(Gogo Mahlahla)という女が逮捕された。ゴゴは「突然死」として夫の死亡届を出しており、その遺体を5日間放置していた。捜査官が事件性がないか家宅捜索をしたところ、天井から物音がしたので上がってみるとやせ細った男性を発見したという。この男性はゴゴと亡き夫の息子で、「悪霊に取り憑かれている」と信じたゴゴが監禁していたようだ。『H-Metro』『ZimLive』などが伝えている。

天井で発見された男性は39歳でグラント(Grant)という名前とのこと。事件を知り恐怖におののいた隣人らが見守る中、捜査官はゴゴの夫の腐乱した遺体を外に運び、14年以上も天井で過ごしていた夫婦の息子を近隣住民の助けを借りて地上に下ろした。

ジンバブエのメディア『H-Metro』の質問に対して、ゴゴは家庭崩壊の様子を「悪霊と密かな戦いによるもの」と語っている。彼女は1992年に夫と結婚したが、夫はまもなく脳卒中で倒れ、亡くなるまで車椅子生活をしていた。夫婦の間には子供が5人おり、グラントさんは4番目の子供、他の子供たちは全員国外にいるという。ゴゴは「家族に悪霊が取り憑いていることを知り、教会に通うようになった」と明かしたが、夫は教会へ行くことを拒否していたそうだ。

天井から発見されたグラントさんについてゴゴは「息子は憑依された」と主張しており、「教会でグラントは悪霊に取り憑かれていると言われた。彼は湯沸かし器、ラジオ、テレビなど家の中のものをすべて破壊した」と述べている。近隣住民の話によると、車いすに乗ったゴゴの夫を最後に見たのは5年前、グラントさんを見たのは少なくとも14年前だという。それ以降は、ゴゴが教会の制服を着て出入りするところしか目撃されていなかった。

グラントさんは服に穴が開き、髪もボサボサ、ひげや爪も伸びっぱなしだった。呆然と座って警察の質問にも答えないグラントさんは、暴れ出す可能性もあったことから手錠をかけられている。その後、母親と息子はともに警察のトラックで連行されていったという。ゴゴがなぜ夫の遺体を5日間放置したのかは不明で、本人は理由を話すことを拒否している。

画像は『ZimLive 2022年11月22日付「Woman kept hubby’s dead body at home, and ‘possessed’ son in ceiling」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

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