キャサリン皇太子妃、故ダイアナ妃の婚約記念ブローチをつけて南ア大統領を歓迎

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2022年11月24日 08:31  Techinsight Japan

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南ア大統領を歓迎するウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃(画像は『The Prince and Princess of Wales 2022年11月22日付Instagram「A pleasure to welcome President Cyril Ramaphosa to the UK」』のスクリーンショット)
キャサリン皇太子妃が、故ダイアナ妃が所有したブローチをつけて南アフリカ共和国のシリル・ラマポーザ大統領を歓迎した。ブローチは1863年にエドワード7世と結婚したアレクサンドラ王妃に贈られたもので、その後歴代の王妃によって引き継がれてきた。ブローチは“ウェールズ公”のシンボルにダイヤモンドを配し、エメラルドをドロップした華やかなデザインだ。

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現地時間22日、チャールズ国王が即位後初めての国賓となる南アフリカ共和国のシリル・ラマポーザ大統領の歓迎式典を主催した。

同日午前にはウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃がロンドンの高級ホテルに大統領を出迎えに行き、歓迎式典を開催するホースガーズ・パレードへとエスコートした。

この際キャサリン皇太子妃は、ロンドンのブランド「エミリア・ウィックステッド(Emilia Wickstead)」によるワインレッドのコートドレスに、ロンドンのオートクチュール・ミリナリー(帽子職人)「ジェーン・テイラー(Jane Taylor)」のピルボックス帽を着用。耳にはパールのドロップイヤリングをつけていた。

コートドレスの左襟で輝いていたのは、故ダイアナ妃が所有した“フェザー(羽根)ブローチ”だ。ウェールズ公のシンボルである王冠と3本のダチョウの羽根のモチーフに、エメラルドをドロップしたものだ。モチーフにはダイヤモンドやルビーなどが配され、ダイヤモンドとエメラルドで囲まれている。

今回、キャサリン皇太子妃が公の場で初めてつけたこのブローチは、英王室で歴代の王妃達によって継承されてきた長い歴史があるという。

ブローチは1863年、当時ウェールズ公だったエドワード7世と結婚し、ウェールズ公妃となったアレクサンドラ王妃に贈られたのが最初だった。

その後、アレクサンドラ王妃の息子ジョージ5世の妻メアリー王妃に引き継がれ、その息子ジョージ6世の妻エリザベス王妃(故エリザベス女王の母、クイーン・マザー)へと継承された。

そして1981年には、チャールズ皇太子(当時)と婚約したダイアナ妃へと贈られた。ダイアナ妃はこのブローチをペンダントとして愛用していた。初披露したのは1982年にロンドンのロイヤル・オペラハウスを訪れた際で、以降は1986年のオーストラリアへの公式訪問時など何度も着用する姿が目撃されていた。

ダイアナ妃の死後にはエリザベス女王のコレクションに戻されたが、女王の許可を得たうえで王室メンバーに自由に貸し出されていた。2000年代にはカミラ夫人(当時)がブローチとして装う姿が何度もキャッチされている。



画像は『The Prince and Princess of Wales 2022年11月22日付Instagram「A pleasure to welcome President Cyril Ramaphosa to the UK」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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