カミラ王妃、エリザベス女王秘蔵のサファイア・ティアラを身につけて南ア大統領をおもてなし

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2022年11月25日 13:21  Techinsight Japan

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王妃として初めて国賓を迎えたカミラ王妃
カミラ王妃が、このほど王妃として初めて身につけるティアラにエリザベス女王秘蔵のベルギー産サファイア・ティアラを選んだ。女王のコレクションの中で最も煌びやかなものの一つとされ、カミラ王妃にとっても大切なサファイア・ティアラをつけて、初めての国賓を迎えた。

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現地時間22日にバッキンガム宮殿で開催された晩餐会で、チャールズ国王の即位後初めての国賓となる南アフリカ共和国シリル・ラマポーザ大統領を国王、カミラ王妃、ウィリアム皇太子、キャサリン皇太子妃らロイヤルファミリーが歓迎した。

カミラ王妃はこの記念すべき日に故エリザベス女王に敬意を表し、ベルギー産のサファイア・ティアラとネックレス、ブレスレットを身につけた。

1947年、故エリザベス女王の結婚式に父ジョージ6世からサファイアのセット(ネックレス、イヤリング)が贈られたが、1963年にティアラが加わり、そのサファイアのセットは別名「ジョージ6世のヴィクトリアン・スイート」と呼ばれている。

これらの宝石は1800年代半ばに作られたと考えられており、ブレスレットは1960年代に追加されたという。

カミラ王妃は、1980年代にダイアナ妃と出会ってから王室との関係を築いた英国人デザイナーのブルース・オールドフィールドによるレースのロイヤルブルーのイブニングドレスを着用し、サファイアのセットを合わせることでまばゆい光を放った。

また王妃は、王室の外交晩餐会の伝統である「ロイヤルレガリア(王の権力と威厳、君主制の象徴を現すもの)」の青いガーター勲章とロイヤル・ヴィクトリア勲章の最高位デイム・グランド・クロス(GCVO)の星章をつけ、青いサッシュとともにエレガントな装いを彩った。

なお王妃は今年6月、チャールズ国王と共にルワンダで英連邦首脳の晩餐会を開いた際にも同じドレスを着用していた。

出席した王室の女性達は皆、エリザベス女王の肖像画を黄色いリボンで装飾した“ロイヤル・ファミリー・オーダー”と呼ばれるブローチを左胸につけ、故女王に敬意を表した。

エリザベス女王は1989年にシンガポールを訪れた時、また2015年に中国の習近平国家主席が初めて英国を訪れた時などに「ジョージ6世のヴィクトリアン・スイート」を身につけている。しかし1996年に南アのネルソン・マンデラ大統領を迎えた際にはエメラルドの「ウラジミール ティアラ」をつけていた。


ラマポーザ大統領をもてなした晩餐会では、一皿はブリル(ヒラメ科の大魚)のグリルに野生のキノコとトリュフのスイバ(酸味のある葉)ソース添え、もう一皿はウィンザー産のキジのバロティーヌ(詰め物)にアーティチョーク、マルメロ(西洋かりん)のコンポート、ポート(ワインを煮詰めた)ソースが添えられたものなど豪華なメニューが用意された。

ラマポーザ大統領は、晩餐会に出席する前の式典で1,000人以上の兵士、230頭の馬、7つの軍楽隊、馬車による盛大な歓迎を受けていた。



画像2、3枚目は『Royal Collection Trust 2022年11月23日付Instagram「This week, as The King hosts the South African State」』『The Royal Family 2022年11月23日付Instagram「This evening, The King and The Queen Consort」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 雨宮瑠亜奈)

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