日本代表と対戦するスペインの攻撃を分析。前線5人のカラクリとお手本のようなゴールはどう動いているのか

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2022年11月27日 10:41  webスポルティーバ

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サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー〜

Question 
左大外のジョルディ・アルバから、スペインはどのようにゴールしたか?

 カタールW杯グループE第1節のスペイン対コスタリカが行なわれ、スペインが7−0で勝利。日本の同組で優勝候補の一角であるスペインが、危なげない大勝で白星スタートを切った。

 スペインが開始から高いボールポゼッションで主導権を握ると、11分にダニ・オルモが早々と先制点を奪取。21分にマルコ・アセンシオ、31分にはPKでフェラン・トーレスと、立て続けに3点を奪って前半が終了。

 後半では、さらに9分に再びフェラン・トーレスが加点し、29分にガビ、45分にカルロス・ソレール、アディショナルタイム2分にアルバロ・モラタが続くゴールラッシュ。7−0でスペインの圧勝となった。

 今回は、2点目のシーンを取り上げる。

 前半21分、中央でボールを持ったセルヒオ・ブスケツが、左サイドのタッチライン際に開いたジョルディ・アルバに展開。




 次の場面で、スペインはどのように崩して得点したか、というのがQuestionである。

Answer 
ダニ・オルモがスペースを作り、アセンシオにクロスを合わせてシュート

 コスタリカが立ち上がりを4−4−2のシステムでスタートすると、スペインは4−3−3で攻撃時は左サイドバック(SB)のジョルディ・アルバが高い位置を取り、インサイドハーフのガビも前線に出ていく。そのため、ボール保持時には前に5人が並ぶ形となった。




 コスタリカとしては前線からのプレッシングでスペインのパスの出どころを抑えたかったが、素早いパスワークでかわされ、簡単に前進を許してしまった。

 そうなるとコスタリカは、最終ライン4人に対して、スペインの前線5人という数的不利に苦しむことになる。2点目はまさにそんな場面である。

 左サイドでフリーのジョルディ・アルバにボールが渡ると、コスタリカSBカルロス・マルティネスがスライドして対応に出る。すると空いたポケットにダニ・オルモが動き、右センターバック(CB)のオスカル・ドゥアルテが釣り出される。

 それに連動する形でアセンシオがダニ・オルモの空けたスペースに入る。この時、コスタリカの左CBフランシスコ・カルボは、ドゥアルテが下がったことでラインを合わせなければならず、アセンシオについていけなかった。

 もしついていけば中央にギャップができ、ガビに確実に狙われていただろう。ジョルディ・アルバが余裕を持ってクロスを入れると、アセンシオがダイレクトで合わせてゴールとなった。

 コスタリカは3点目が入った時点で5バックに変更したが、それでもスペインの洗練された質の高い攻撃に対応しきれず、成す術がなかった。

 日本はコスタリカ相手にこのような攻撃ができるのか。そして、このスペインに第3戦目でどう戦うのか、注目である。

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