
キッチンが散らかる理由はものが多すぎるから!?
家の中でものの出入りが激しい場所といえば「キッチン」。片づけてもすぐに散らかってしまう、なんてことはありませんか? 散らかりやすい理由のひとつに「ものが多い」という原因が挙げられます。皆さんが「あって当たり前」と思うものも、「本当に必要?」とじっくりと考えてみませんか? ここでは筆者が「キッチンになくてもやっていける」と感じて手放したものをご紹介したいと思います。
1. 小さいサイズのボウル

キッチンにボウルを収納するとき、大きいサイズを一番下にし、その上に入れ子になるように少しずつ小さいサイズのボウルを重ねて収納していませんか?
行動をよく観察していると、毎回使うのは上から3番目くらいに位置するボウルで、それを取るためにいくつかの小さいサイズのボウルを持ち上げている……という人をよくお見かけします。

ボウルは食品を混ぜ合わせるために使うことが多いもの、そう考えると大は小を兼ねます。
どうしても小さいサイズのボウルを使いたいときはボウルではなくお椀を代用しても大丈夫。それよりも、よく使うボウルだけをサッと取り出せ、サッと戻せるように収納してはいかがでしょうか?
2. 手に取りやすい場所にあるキッチンペーパー

キッチンの手に取りやすい場所にキッチンペーパーを置いている家が多いように感じます。
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それに気づいてから我が家では、同じ場所にティッシュペーパーを置くようにしました。すると大半のことはティッシュペーパーで代用できることが判明。
一方で、魚の水分を拭きとる、揚げ物の油を吸収する、といったキッチンペーパーこそ威力を発揮するような場面でのみ使うように変更しました。
3. 生ゴミ用の小さなゴミ箱
キッチンシンクの片隅に常設されている三角コーナー。生ゴミによる汚れや臭いなど、気になってお困りの方が多いようです。この三角コーナーを思いきって手放してみるのはいかがでしょう。
・シンクを広く使える
・臭いが気にならなくなる
・コバエなどの衛生対策になる
・三角コーナーを洗わなくてもいい
と、メリットがあります。
ただ、三角コーナーがなくなってしまっては、生ゴミの処理に困ってしまいますよね。そこで、筆者がオススメするのが新聞とラップを使った工夫です。
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三角コーナーを使う理由のひとつに「生ゴミの水気を切りたい」というものがあります。生ゴミの水分が異臭発生の大きな原因なので、その対策として、新聞紙を使ってゴミ箱を作るのです。新聞紙がほどよく水分を吸い取ってくれますよ。
ただし、そのまま大きなゴミ箱に入れると臭いが発生します。そこで登場するのがラップです。ラップをゴミにまきつけることにより、臭いの透過はビニール袋に入れるときの約1/1000。
新聞で水分を吸収し、ラップで臭いを密封。効果はすぐにわかるので、ぜひ一度お試しください。
以上、キッチンになくてもやっていけるもの3つでした。参考になれば幸いです。
(文:香村 薫(シンプルライフガイド))