いつまでも、イチカさんの援助してほしいアピールに気づかないふりを貫くつもりでいました。だって、頼まれてもいないのにこちらが「お貸ししましょうか?」も変だし、そのままお金をもらったつもりになられても……最悪です……。
イチカさんの息子(セイジ)君は社会人1年目の23歳、娘(アミ)ちゃんは大学生で18歳です。
お金を援助してほしいと私に直接言ってくるようになったイチカさん。それに乗って私たちに気を使えと言うお義母さん。タイチが一喝したことで、お義母さんとイチカさんのターゲットは私ひとりのときになってしまいました。この場合、お金を出してしまえばきっと楽になるのかもしれません。でも……やはり私は援助したくないのです。これからも親族という関係が切れない中、どこかで自分の気持ちに折り合いをつけるべきなのでしょうか……。
【後編】へ続く。
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