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リコーグループ13社が、経理業務システムの共通基盤を「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)に移行した。従来はオンプレミスで運用していたが、老朽化などに伴いクラウド化したという。新基盤では年間の運用コストが従来の半分程度になる見込み。日本オラクルが11月28日に発表した。
OCIの東京リージョンに本番環境を構築。大阪リージョンにバックアップを配置し、耐障害性・事業継続性を高めた。移行は2021年6月に開始し、22年8月に完了。そのまま稼働を始めたという。
対象の13社ではこれまで、データセンターに本番環境を構築し、磁気テープにバックアップを保存していた。一方でハードウェアの保守期限切れや老朽化が迫っており、移行の必要があった。ただ、システムが大規模で、約45TBにも及ぶデータも抱えていることから、見込まれる移行コストや作業時間が膨大で、クラウド化は難しいと判断していたという。
しかし、旧システムで米OracleのERPソフト「Oracle E-Business Suite」などを使っていたことから、OCIであれば移行がしやすいと判明。そこで日本オラクルのコンサルティングを受けつつ、グループ企業内のITインフラ構築・管理を手掛けるリコーITソリューションズ(横浜市)が主導する形で移行を実現したという。
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