本当のお金持ちとは「お金の元持ち」!? “不労所得”とは何かパックンが解説

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2022年11月29日 08:00  AERA dot.

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パトリック・ハーランさん
 誰もが憧れる「不労所得」。でも、なんで不労所得があるといいの? 実際になにをすれば、不労所得はゲットできるの? そんな疑問に、「生活保護」の状態から、奨学金や借金でハーバード大学に進学したパトリック・ハーラン(パックン)が分かりやすく回答します。いまさら聞けない「お金の基本」までしっかりカバーした、パックン初のお金の本『パックン式 お金の育て方』から一部を抜粋・再編して大公開します。


*  *  *
■自分の身体を使って働くのが、やっぱり基本中の基本だけど…


 アクティブインカムは収入の基本です。


 アクティブインカムというのは、みなさんが日々行っている労働やアルバイトから得ている収入のことを指します。


 たとえば、不足がある仕事に転職したり、エリアに転勤したりする。スキルアップし、貢献度を上げて給料交渉する。不足を満たせる副業を始める。商品やサービスを開発し、起業する。


 みなさんも本を読んだら、アクティブインカムを増やすための、さまざまな方法をぜひ試してみましょう。


 でも、アクティブインカムだけに人生を預けるのは、ちょっと危ない。


 というのも、アクティブインカムには、「自分が働かなければならない」という大きな弱点があるからです。


 裏を返せば、「働かないと収入がなくなる」ということです。


ビジネスパーソンなら会社に行って仕事をしなければいけません。毎日カフェでサボっていたらクビになります。もしカフェでサボりながら、仕事のパフォーマンスを出せる人なら……、それは許しましょう。


 僕も、毎日のようにテレビ局などに行って、芸人やコメンテーターとしてお金を稼いでいます。でもこれらは、結局のところ、肉体労働です。


 もちろん、とても楽しい仕事だし、ずっと続けたい!


 けれども、僕が病気で入院したり、介護などのプライベートな問題が起きたりすると、収入ダウンは避けられません。


 絶対に考えたくないけれど、僕の人気がゼロになって、収入が途絶える可能性もなくはない……かも? 引き続き応援をお願いします!



■無限に稼げる方法なんて、本当にあるの!?


 じゃあ、「無限にお金を稼げる方法なんてあるの!?」って、みなさん気になると思います。


 実は、理論的には存在しているんです。


 その名前は、パッシブインカムと言います。


 アクティブ(能動的)の反対で、パッシブ(受動的)という意味ですね。


 先ほど言ったような「働かないと収入がなくなる」という弱点が、パッシブインカムにはありません


 パッシブインカムは不労収入です。株の配当金や家賃といった収入は、所有者が働かなくてもお金を与えてくれます。


 実際、僕は投資や不動産賃貸でパッシブインカムを得ていますが、僕が寝ているときも、映画を観ているときも、家族と食事をしているときも、パッシブインカムは稼ぎ続けてくれています。なんていいヤツなんだ!


 このようにアクティブインカムとパッシブインカムの違いを理解すると、「本当のお金持ち」がどんな人か、理解できると思います。


■本当のお金持ち=「お金の元持ち」!?


 架空の人物ですが、こんな2人をイメージしてください。


山田さん:生活は質素だけど、投資で得るパッシブインカムで生活費をまかなえるので、好きなときに好きなだけ働いたりして、自分の時間を自由に使えます。


高橋さん:高級車やスーツ、時計を身につけているけれど、実はどれもローンや分割払いで購入しているから、借金まみれ。人知れず借金返済のために毎日徹夜で仕事をしています。


 この2人を比べると、外から見ている分には、高橋さんのほうがお金持ちっぽいですよね。


 たぶん、人から「お金持ちでうらやましい!」と言われやすいのは、高橋さんだと思います。


 だけど、僕にとって理想的なのは、山田さんのパターンです。


 山田さんは「お金の元」を持っている「お金の元持ち」だからです。


 パッシブインカムで自由に生きられるって、素敵だと思いませんか?


 僕が目指しているのは、パッシブインカムがアクティブインカムを超えること。


 そうすればたとえ仕事がなくなったり、趣味に集中していたり、あるいはボランティアに専念したりしていても、自由に生活できます。



 そういう状態をちょっと想像してみてください。


「仕事なんかしなくていい!」「スーツなんか着なくてもいい!」「オフィスに行かなくてもいい!」「上司をヨイショしなくてもいい!」「マックンに叩かれなくてもいい!」


 本当の意味で「経済的自由」を手に入れれば、生き方の選択肢はすごく増えます。


 借金返済や請求書に追われて必死に働くのではなく、「好きだから働く」。仕事も趣味みたいなものになるわけ。


 僕ももしそうなったら、「趣味」としてマックンに叩かれることにします!


(構成/増田侑真)


パックン
本名:パトリック・ハーラン。芸人・東京工業大学非常勤講師。
1970年11月14日生まれ。アメリカ・コロラド州出身。93年ハーバード大学比較宗教学部卒業。同年来日。97年、吉田眞とお笑いコンビ「パックンマックン」を結成。NHK「英語でしゃべらナイト」「爆笑オンエアバトル」をはじめ、多くのテレビ番組に出演し、注目を集める。「AbemaPrime」でアンカー、「報道1930」でコメンテーターを務めるなど、報道番組にも多数出演。2012年10月より池上彰氏の推薦で東京工業大学の非常勤講師に就任。コミュニケーションと国際関係についての講義も行っている。二児のパパ。
25年以上の投資歴があり、金融教育の講師として全国各地で講演会も行っている。
最新刊の『お金の育て方』では、「生活保護」状態から「お金持ち」になるまでに身につけた、誰にでもマネできる、お金との付き合い方を詰め込んだ。



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