マーク・ウエーバー、ハースF1のヒュルケンベルグ起用に驚き「下位カテゴリーの人材不足が悪い形で現れているのかも」

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2022年11月30日 05:41  AUTOSPORT web

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2022年F1アブダビテスト ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
 元F1ドライバーのマーク・ウエーバーは、2023年にハースF1チームのドライバーとしてニコ・ヒュルケンベルグがグリッドに復帰することになったのは、F1の下位カテゴリーの人材不足が浮き彫りになった結果でしかないと考えている。

 ヒュルケンベルグは2022年シーズンの最初の2レースでアストンマーティンのセバスチャン・ベッテルの代役を務めたが、2023年シーズンはハースF1チームのドライバーとしてフル参戦する。F1フル参戦は2019年シーズンにルノーのドライバーとしてレースをして以来のことだ。

 2年前、ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーは、ミック・シューマッハーとニキータ・マゼピンというふたりのルーキーにマシンを託すことを選択した。しかしどちらのドライバーもチームにポイントをもたらすことはできなかった。マゼピンは2022年シーズン開幕直前にケビン・マグヌッセンと交代することになり、マグヌッセンは2022年シーズンを通じて、シューマッハーのほぼ2倍のポイントを獲得した。

 マグヌッセンが優れた働きをする一方、シューマッハーがクラッシュを繰り返してチームに大きな負担をかけたこともあり、最終的にハースはシューマッハーをチームのドライバーから外し、35歳のヒュルケンベルグにそのポジションを与えざるを得なかった。

 この決定はウエーバーを驚かせた。

「正直なところ、少し驚いている」と『Channel 4』からヒュルケンベルグのハース移籍について意見を求められたウエーバーは答えた。

「今の(F1の)下位カテゴリーには人材が不足している。それが悪い形で現れてきているのかもしれない。下位カテゴリーから昇格してミックの代わりに走れるような、頼りになるドライバーが少ないのだと思う」

「我々はギュンター(・シュタイナー)がルーキーに失望したことを知っている。そこで正反対の選択肢として、ベテランに声を掛けたのだ」

「ニコはあのマシンをクラッシュさせるわけにいかない。来季は完璧なレースをするはずだ」とウエーバーは冗談めかして語った。

「今この瞬間も、彼は減量に励んでいる。ランニングマシンに乗って体重を落としているんだ。そんな彼を応援しているよ」

 23歳のシューマッハーの方は、努力を重ねて近い将来またグリッドに戻る決意を固めている。そのためには、メルセデスのリザーブドライバーになるのが最良の選択肢かもしれない。シューマッハーとメルセデスの間でまだ本格的な話し合いは行われていないが、メルセデスのチーム代表であるトト・ウォルフは、チームにシューマッハーを迎えることに問題はないと明言している。

 ウエーバーの考えでは、メルセデスとシューマッハーの組合せはチームにとってもドライバーにとっても「魅力的なストーリー」となる。

「彼の父親は2010年、メルセデスが再び力強い上昇を見せはじめた当時のドライバーだった。そこから、ルイス・ハミルトンの圧倒的な強さへと繋がっていった。そうした経緯から、魅力的なストーリーとなるはずだ」

「ドイツ同士の結びつき、そしてトップチームの一員になれる(可能性がある)となれば、予想だにしない事態が起きることに備えて、その場にいることが大事だ」

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