最新シングル「THE WAY OF LIFE」インタビューに登場したRAISE A SUILEN(左から)倉知玲鳳、夏芽、Raychell、紡木吏佐、小原莉子 Photo by 江隈麗志 (C)ORICON NewS inc. アニメ、ゲーム、コミック、声優によるリアルライブなど、さまざまなメディアミックスを展開する次世代ガールズバンドプロジェクト「BanG Dream!(バンドリ!)」から生まれた第3のリアルバンド・RAISE A SUILEN(レイズアスイレン)が、11月30日に最新シングル「THE WAY OF LIFE」をリリースした。
ORICON NEWSは同作の発売に際し、メンバーにインタビューを実施。すでにライブでも披露されている表題曲、そして“これぞRAISE A SUILEN”と呼ぶべきC/W曲について、印象や演奏時の感想などの話を聞いていく。
■表題曲「THE WAY OF LIFE」の前向きさに驚き「あおるっていうよりも、ハッピーな印象」
――RAISE A SUILENの10枚目となるシングル「THE WAY OF LIFE」が発表されました。表題曲は9月の有明アリーナ公演『BanG Dream!10th☆LIVE DAY4:RAISE A SUILEN「SOUR ROAR」』でも、すでに演奏されましたが、楽曲を最初に聴いたとき、これまでのナンバーと比べて、どんな違いや印象を感じましたか?
【紡木】RAISE A SUILENの曲は全力であおりにいくような、“オマエら、ついてこいよ!”みたいな曲が多い印象だったんですけど、今回の「THE WAY OF LIFE」はあおるっていうよりも、ハッピーな印象をすごく受けていて。闘争心というより、曲調も歌詞も前向きですごく楽しい曲だなと思っています。サビもみんなで“Hop, Step, Jump”ってピョンピョン跳ねる感じの楽曲になっているので、ここに来てまた新しい表情が出せた印象でした。
【Raychell】確かにそうだね。私はレコーディングのとき、まずサビの“Yes, I can. Hop, Step, Jump”がなかなか言えなくて。早口言葉かと思うくらいすごく早いんですよ。みんなは言える?
【紡木】…いやぁ〜。Yes, I can. Hop…Yes, I can. Hop…よく“Hop, Step”できましたね!?
【倉知】RAISE A SUILENの曲というところで、他の曲とスタンスは変わらないんですが、パレオちゃんの気持ちを代弁してくれているところが多いという点では、すごく感情移入ができたり、「パレオちゃん、良かったね」と思いながら演奏させていただいた部分もありました。メンバーと出会って自分を少しずつさらけ出せるようになったことがこの歌詞には描かれていると感じたので、「RAISE A SUILENに出会えて良かったね」って。そうやって特別な思いが込められるという意味では、確かにいつもとちょっと違うかもしれないです。
【小原】ほかのアーティストさんたちと並んでステージに立たせていただいたことで、バンドとしての自信は少しずつ付いてきた気がします。あと、フェスでは私たちの音楽を聴いたことがない方とかも観てくださったりして、そういう方が徐々に身体を動かしてくれるようになったりする様子とかを見ていると、うれしくなりますね。RAISE A SUILENとしてもっと自信を持ってステージに立っていいんだなって。
■C/W曲を通じて紐解くRAISE A SUILENのライブ観「私たちらしく暴れられる場所が私たちの居場所」
――2曲目の「DEAD HEAT BEAT」こそ、RAISE A SUILENのライブやステージはどういうものなのか、その瞬間の思いを凝縮させたナンバーだと思うんです。
【倉知】そうですね、すごくライブ映えする曲だなって思います。“NA NA NA”でコーラスするところとかは、今までにない言葉遣いですごく面白いなと思いましたし、早く声出しができるようになって、この“NA NA NA”を歌うみなさんの声が聴きたいなって思いました。
【夏芽】ライブでまだやっていないので想像でしかないんですけど、ライブで盛り上がりそうな曲だなって感じました。玲鳳ちゃんが言った“NA NA NA”の部分であったり、チュチュ(※紡木が作中で演じているキャラクター)の“Hey! Hey!〜”っていうかけ声、楽器陣でコーラスしている部分など、みなさんに参加していただきたいところが多いんです。
【Raychell】私は第2の「HELL! or HELL?」(2020年1月リリース4thシングル『DRIVE US CRAZY』収録)みたいな楽曲だなと感じました。「DEAD HEAT BEAT」というタイトル自体がRAISE A SUILENらしいなと。歌詞の中に“僕が「僕ら」でいられる大切な居場所”という言葉があるのも印象的です。RAISE A SUILENにとって、私たちらしく暴れられる場所が私たちの居場所ですから。そういう意味では、キーワードがいろんなところに散りばめられていて、強さもあって、RAISE A SUILENらしい攻め感もあるので、ライブではアガるんじゃないかなって思います。あと、これをどういうふうにパフォーマンスしようかという楽しみもありますね。
【紡木】「THE WAY OF LIFE」は作品のストーリーやパレオというキャラクターに寄り添った曲であるからこそ、RAISE A SUILENの幅が広がる変化球だと思って、とても素敵な曲だなと思うんです。一方、この「DEAD HEAT BEAT」は“安心安全、これぞRAISE A SUILEN”みたいな曲と言いますか(笑)。「HELL! or HELL?」や「EXPOSE 'Burn out!!!'」に通じるアップテンポさというか、“RAISE A SUILENの暴れ曲といえば”みたいなものを感じる曲です。これを演奏したとき、みなさんがどう暴れてくれるのかすごく楽しみですね。
【小原】私も“NA NA NA”が推しポイントだなって思っていまして、ファンの方は一体どんな振り付けをやってくださるんだろうって気になっています。