1位はGAG? Γ50? それともハイ? みんなが選ぶ70〜80年代「スズキの小型バイク」ランキングを発表!

1

2022年11月30日 12:02  マイナビニュース

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
鈴菌なみなさま、こんにちは。たくさんの投票をいただきました、1989年までに発売されたスズキ小型バイクの人気ランキングを発表させていただきます。このクラスには個性的なバイクがたくさんありますが、さすがスズキだなーというランキングになりました!

○みんなが選ぶ「スズキの小型バイク」ランキングを発表!


1位: GAG 28%

2位: RG50Γ 27%

3位: HUSTLER 13%

4位: VANVAN 8%

5位: ハイ 7%

6位: RG125Γ 6%

7位: HOPPER 3%

8位: 薔薇 2%

8位: ラブ・スリー 2%

10位: WOLF 1%

10位: ジェンマ50 1%

10位: 蘭 1%



○1位: GAG 28%


10インチの小径タイヤとフルカウルボディがとにかくかわいいGAGが、28%もの支持を集めて1位! ちゃんとレーシーなバックステップになっているのが、泣かせます。エンジンはスズキのお父さんバイク、バーディー系だったりするんですが、まぁいいじゃないですか、GAGなんだし。子ども向けのポケバイはこのバイク発売以前よりあったとはいえ、このモデルは後のYSR50(ヤマハ)やNSR50(ホンダ)のような、ちっちゃなレーサーレプリカの先駆者的な存在です。



誰かが考えたことはあっても、誰も作らなかったレーサーレプリカのSD(Super Deformed)版を、がっつり生産しちゃうあたりがスズキの凄さですね。本当は中型バイクに乗りたいけど、危ないからダメと親に怒られたバイク好きの友達がしぶしぶ乗ってました。最初はちょっとバカにしていたんですが、実物を見て、自分もむちゃくちゃ欲しくなったのを覚えています。

○2位: RG50Γ 27%


軽量のダブルクレードルフレームにアルミシリンダーの水冷エンジンを積んだ、RG50Γ(ガンマ)が2位にランクイン! RGΓシリーズの末っ子として十分なスペックを持っていましたし、Γの特徴である、やっこ凧のように横に広がったテールランプもしっかりオシリに搭載しています。1987年にウォルター・ウルフ仕様、1988年にはフルカウルのモデルも発売されるなど、少しずつ形を変えながら永く愛されました。RZ50(ヤマハ)あたりと、バチバチに争っていたイメージがあります。

○3位: HUSTLER 13%

スズキのバイクはモトクロスレースでも活躍していましたが、その技術を投入したスクランブラー、HUSTLERが3位! 排気量のわりに大きなタイヤをはいており、迫力がありますね。



そして、HUSTLERといえば仮面ライダーではないでしょうか。スズキは子ども向け特撮番組へバイクをよく提供していて、昭和ライダー時代はベース車としてスズキのバイクがたくさん採用されていました。250ccのものが中心ではありましたが、取り回しやすさゆえか125ccのものも使われていたそうです。実際、仮面ライダーを観ていたチビっ子たちが、大きくなってからドドドとバイクに乗ったわけですから、見事なマーケティング戦略でありました。

○4位: VANVAN 8%


スピードだけじゃない、バイクの楽しさを存分に味わえたレジャーバイク、VANVANが4位にランクイン! 後に細いロードタイヤのモデルも発売されましたが、やはり印象的なのは極太の低圧バルーンタイヤのこのタイプですね。意外と大柄で、シートも快適な一台です。路面の状態によって、オーナーがタイヤの空気圧を調整できるように、エアポンプと空気圧を計るエアゲージも付属していました。ちなみに90ccタイプの発売価格は、105,000円! 時代を感じる〜。

○5位: ハイ 7%


そしてスクーターの名作、ハイが5位にランクイン! 80年代はスクーターも大ブームになっており、各社とも有名タレントを使って、たくさんCMをやってました。このハイは、明石家さんまさんがCMキャラクターを務めていましたね。カラーリングは黒/ピンク、黒/イエロー、白/パステルグリーンから始まって、ウォルター・ウルフ仕様、ワークスカラーなどと実に華やかなラインアップでした。エンジン性能的にも、軽量ボディのわりに馬力は強く、スタートダッシュではそうは負けなかった強者でもありました。



以上、スズキの小型バイクのランキングでした。1位がGAGというあたり、皆さん、本当にわかってらっしゃる。個性的なのはもちろん魅力なんですが、こんなのもアリだよねという楽しさ、ユニークさがつまっていますよね。小さいバイクは小さいバイクの楽しさがありますからね。もしここに登場したモデルに乗る機会があったら、難しいことは考えず、ぜひチャクラ全開、胸襟全開で楽しんでみてください。


●調査概要

調査期間:2022年10月28日〜11月7日

有効回答数:172(マイナビニュース調査団)
    ニュース設定