名古屋グランパスは11月30日、湘南ベルマーレに期限付き移籍中のMF阿部浩之が、同クラブへと完全移籍することを発表した。
1989年7月5日生まれの阿部は現在33歳。2012年にガンバ大阪でプロキャリアをスタートさせた阿部は、川崎フロンターレを経て、2020年に名古屋グランパスに加入した。迎えた同シーズンの開幕戦で移籍後初ゴールを記録すると、その後も“ミドルシュート”を武器に攻撃を牽引し、明治安田生命生命J1リーグ3位フィニッシュに大きく貢献。2021シーズン以降は負傷の影響もあり出場時間が減少すると、2022年の夏に湘南ベルマーレに期限付き移籍した。
クラブ在籍2シーズン半で公式戦67試合に出場した阿部は、名古屋グランパス退団に際し、クラブ公式サイトでファミリーに向けて感謝の思いを残している。
「湘南ベルマーレに完全移籍することになりました。満員の豊田スタジアムで自分のチャントを聞けなかったことが心残りです。2年半ありがとうございました」
阿部は湘南ベルマーレに途中加入すると、J1リーグ13試合に出場し3ゴールを記録するなどの活躍を見せて、チームをJ1残留へと導いた。完全移籍加入に際し、クラブ公式サイトで意気込みを示している。
「名古屋グランパスから完全移籍することになりました。来シーズンは今年のチームの目標だった5位以内を実現させられるように、さらにもっと上の順位に導けるように頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします」