カミラ王妃、世界各国の王妃やファーストレディを招いたレセプションを開催

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2022年12月01日 08:01  Techinsight Japan

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バッキンガム宮殿でゲストを歓迎するカミラ王妃(画像は『The Royal Family 2022年11月29日付Instagram「Today
カミラ王妃(75)がバッキンガム宮殿で、世界各国の王妃やファーストレディを含むおよそ300人のゲストを招いたレセプションパーティを開催した。この日、王妃が主催したのは女性に対する暴力撲滅活動を広めるためのイベントだ。白いドレスで現れた王妃は「女性に対する暴力の世界的パンデミックと呼ばれるものに、正しく立ち向かうために団結した」と力強いスピーチを行った。

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カミラ王妃が現地時間29日、毎年恒例である国連のジェンダーに基づく16日間の活動キャンペーンの一環として、女性や少女に対する暴力撲滅活動を広めるためのレセプションパーティを主催した。

会場となったバッキンガム宮殿には、ヨルダンのラーニア王妃、デンマークのメアリー皇太子妃、ベルギーのマチルド王妃など世界各国の王妃の他、ウクライナのオレナ・ゼレンスキー大統領夫人、シオラレオネのファティマ・マーダ・ビオ大統領夫人などのファーストレディも招かれた。

英国内からは英元首相ボリス・ジョンソンの妻キャリーさんと妹のレイチェルさん、エドワード王子の妻ソフィー妃、「スパイス・ガールズ」のメラニー・ブラウンやTV司会者、タレントなどが出席。さらにDV被害者や家族達などおよそ300人のゲストが集まった。

カミラ王妃は長期にわたりDVや性的虐待被害者の支援活動を行っており、これまでにDV被害者に特化した病棟などを数多く訪問してきた。

この日、白いドレス姿でゲスト達を歓迎したカミラ王妃は、女性への暴力撲滅についてパワフルなスピーチを行った。

王妃は「私達は今日、女性に対する暴力の世界的パンデミックと呼ばれているものに正しく立ち向かうために団結しました」と述べ、こう続けた。

「過去数年にわたる私の役割において、性的被害や家庭内虐待を受けた多くの生存者に対面する機会があり、家族を暴力で亡くした人々の悲しみを分かち合いました。」

そう語る王妃は、DV被害者への最も強力な支援方法について「私が何度も耳にしたのは、記憶することと話を聞くということです」と伝えた。

そして「私達は、見知らぬ人や彼女達を最も愛すべきだった人の手により、命を落とした女性達を決して忘れません」と述べた後、過去の数名のDV被害女性達の名前を読み上げ、彼女らを偲んだ。

この後カミラ王妃は、DV被害を乗り越えてきた勇敢な女性達と対面したことで学んだことを次のように述べた。

「彼女達が何よりも望むのは、他の人に同じことが起こらないように話を聞いてもらい、信じてもらうことです。彼女達は、自分達の物語には力があり、語ることによって歴史の犠牲者から未来の創造者になることを知っているのです。」


なおカミラ王妃はレセプションパーティを開催する前日の28日、住居であるクラレンス・ハウスにヨルダンのラーニア王妃とデンマークのメアリー皇太子妃を招待し、アフタヌーンティーをふるまった。

ラーニア王妃は後日、自身のInstagramでカミラ王妃とメアリー皇太子妃とのスリーショットを公開し「素敵なアフタヌーン」と言葉を添えていた。



画像は『The Royal Family 2022年11月29日付Instagram「Today, a remarkable group of women and men gathered at Buckingham Palace,」』『Queen Rania Al Abdullah 2022年11月29日付Instagram「A lovely afternoon with Her Majesty Queen Consort Camilla and Her Royal Highness Crown Princess Mary of Denmark」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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