
3歳年上の木田コウイチさんは優しく、思いやりがあって、一緒にいると心から安心できる男性でした。私たちは順調にお付き合いを重ね、24歳のときに結婚。地元に家を構え、すぐに子どもも授かることができました。息子のシュウヤを出産して2年後には、娘のレナを出産。2歳差育児に翻弄され、実家の親の手を借りつつ慌ただしいながらも幸せな日々を過ごしていました。
そうしていつしかときが経ち、子どもたちはあっという間に成長しました。あんなに忙しかった2歳差育児が嘘のように私自身にもすっかり余裕が出ていました。高校卒業と同時に地元を出て行った友人たちが地元へ戻ってくる噂を聞きながら、ある懐かしい人の名前を耳にすることになるのです。それは中学からの親友・モモカとお茶をしていたときのこと……。

高校3年生のときに別れたカズキ。久しぶりに思い出したその存在に、なんだか青春時代が蘇ってきたようで、少しくすぐったい気持ちがしました。
それからしばらくして、娘のレナが無事に高校に合格! 私の実家でお祝いをすることになりました。
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モモカに続いて母の口からもカズキの名前が……! 結婚をして子どももいるというカズキ。そんな近況が聞けただけでもじゅうぶんだったのに、まさかカズキの息子さんがレナと同じ高校という事実に、驚きを隠せませんでした。
【第3話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・荻野実紀子