フェラーリF1を去るビノットに、ルクレールとサインツからメッセージ「称賛と敬意が薄れることは決してない」

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2022年12月02日 06:31  AUTOSPORT web

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2022年F1第22戦アブダビGP シャルル・ルクレール&マッティア・ビノット代表(フェラーリ)
 シャルル・ルクレールとカルロス・サインツは、マッティア・ビノットがフェラーリF1の代表を辞任するというニュースを受けて、ソーシャルメディアでメッセージを送った。

 ビノット辞任のうわさは、F1のシーズン最終戦アブダビGPの前に浮上していたが、フェラーリの上層部によって否定されていた。しかしながら、先週末にイタリアの『Corriere della Sera』が、ビノットの辞任が差し迫っていると報道したため、うわさが再燃。そして11月29日に、フェラーリに28年間在籍し、2019年からF1チームの指揮を執ってきたビノットが、今年末でフェラーリから去ることが発表された。

「マッティア、すべてのことに感謝している」とルクレールはインスタグラムに投稿した。

「僕たちはとても激しい4年間をともに過ごした。大きな満足感があったが、必然的に試されるような瞬間にも満ちていた。あなたに対する僕の称賛と敬意が薄れることは決してない。僕たちは同じ目標を達成するために、常に多大な貢献を果たしてきた。すべてにおいて幸運を祈っている」

 ルクレールのチームメイトのカルロス・サインツも、フェラーリのシートを与えてくれたビノットに敬意を表した。

「ありがとう、マッティア。良い時も悪い時も、チームと自分たちをプッシュするためにあなたとともに仕事をするのは喜びだった。素晴らしい思い出と、レーシングコース内外で分かち合った瞬間に感謝している。将来に向けて幸運を祈っている!」

 2022年シーズンのフェラーリは、ルクレールの3勝とサインツの1勝による計4勝を挙げ、コンストラクターズ選手権でレッドブルに次ぐ2位につけてシーズンを終えた。

 フェラーリとルクレールは、2022年F1シーズン開幕当初は好結果を出していたが、過ちやミスを犯して徐々にレッドブルに差をつけられた。フェラーリはシーズン後半には優勝を飾ることができなかった。

 ビノットの後任についてフェラーリはまだ発表していないが、空席を埋めるのが誰になろうが、その人物は2014年のF1ハイブリッド時代の幕開け以来、3人目のチーム代表を務めることになる。ライバルチームに見られる盤石で安定したマネジメント体制を鑑みると、驚くべき人数だ。

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