デンマーク王室、ヨアキム王子一家が米国へ移住か? 子供達の「称号剥奪」から新たな道へ

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2022年12月02日 09:52  Techinsight Japan

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ヨアキム王子、米国移住でヘンリー王子と再会の可能性も?
デンマーク王室のヨアキム王子(53)について、このほど現地紙『B.T.』が「米国で新しい仕事を獲得し、来年にヨアキム王子一家は米国へ渡る」と報じた。マルグレーテ女王(82)が王子の子供達4人の“王子”と“王女”の称号を剥奪する決定を下した後、ヨアキム王子夫妻は新しい道へ踏み出すことを決意したようだ。

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デンマーク紙『B.T.』によると、デンマーク王室のマルグレーテ女王の次男ヨアキム王子は「米ワシントンの防衛産業で新しい仕事を獲得した」という。2020年9月から仏パリにあるデンマーク大使館の駐在武官を務めている王子は、現在の仕事が終了する予定の2023年6月以降、来年の後半にパリを後にして家族とともに米国へ移住するそうだ。

ヨアキム王子と妻マリー妃の間にはヘンリック王子(13)、アテナ王女(10)の2人の子供がおり、ヨアキム王子は前妻アレクサンドラ伯爵夫人(58)との間にもうけたニコライ王子(23)とフェリックス王子(20)の父親でもある。

今年9月、マルグレーテ女王はヨアキム王子の子供達4人から“王子”と“王女”の称号を剥奪すると発表した。4人は2023年1月1日以降、“モンペザ伯爵”または“モンペザ伯爵夫人”と呼ばれることになる。

この女王の決断は「4人の孫達が王室に縛られることなく、人生をより大きく切り開ける枠組みを設けたい」と考え、また「君主制のスリム化を目指す王室にとって必要な調整」だという。

女王の決断に対し、ヨアキム王子、マリー妃、4人の子供達はショックを受け、悲しみ、動揺したそうだ。アレクサンドラ伯爵夫人は、王子夫妻の気持ちを代弁して「子供達が王室から疎外されたと感じている」と述べていた。その後、女王は称号剥奪の決定を説明するとともに謝罪の声明を発表し、孫達家族がいかに大切な存在であるかを伝えている。


称号剥奪の発表から数日後、ヨアキム王子夫妻は『B.T.』のインタビューで王室内のコミュニケーションが完全に崩壊していることを明かし、女王から連絡がないことで「女王との関係が複雑になっている」と吐露。しかし夫妻は王室を離脱する予定はないことを強調し、マリー妃は「王室に対して“疑心暗鬼”になったことは一度もありません。誰も疑っていないことを願うわ」と語った。


またヨアキム王子は、自身の役割について「それぞれの立場でデンマーク王室の利益を考え、デンマーク王室を代表する存在であること、それが私達の仕事である」と述べていた。

なお『B.T.』との最近のインタビューで、ヨアキム王子は王室とのさらなる話し合いの結果、コミュニケーション不足だったことをあげ「今は正しい方向に進んでいる」と王室との関係が改善されていることを明かしている。


称号を剥奪される4人の子供達は、王室や大人の事情を理解するには少し時間がかかるかもしれないが、ヨアキム王子夫妻、デンマーク王室は君主制のスリム化に向けて新たな道へと歩み出している。

画像4、5枚目は『DET DANSKE KONGEHUS 2022年11月25日付Instagram「Den årlige julebasar i Den Danske Kirke Frederikskirken i Paris samler hvert år byens danskere til julehygge」、2022年4月30日付Instagram「Spadserende fra Kancellihuset ankom dagens konfirmand」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 雨宮瑠亜奈)

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