17.3型の大画面を折りたたんで持ち歩けるフォルダブルPC「Zenbook 17 Fold OLED(UX9702AA)」で未来を先取り!

1

2022年12月02日 14:02  ITmedia PC USER

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ITmedia PC USER

ASUS JAPANの「Zenbook 17 Fold OLED(UX9702AA)」は、17.3型タブレットとしても12.5型ノートPCとしても使えるフォルダブルPCだ。

 これまで数々の2画面PCをリリースするなど常に意欲的なチャレンジを続けているASUSTeKから、またもや画期的なPCが登場した。「ASUS Zenbook 17 Fold OLED(UX9702AA)」は、17.3型の大画面有機ELディスプレイを備えたフォルダブルPCだ。



【その他の画像】



 開いて使えば17.3型の大画面タブレット、折りたたんでBluetoothキーボードを乗せれば12.5型のノートPCと、画面の折り曲げとキーボードの組み合わせにより、最大6種類のスタイルで使える画期的なギミックを備えている。



 CPUにはIntel最新のCore i7-1250Uを搭載しており、しっかりと実用十分なパフォーマンスも期待できそうだ。発売前の試作機を入手したのでレビューしよう。



・ASUSがフォルダブル有機EL採用のZenbookシリーズを発表



・ASUS、二つ折り対応有機ELディスプレイを備えた17.3型折りたたみデバイス



●感動すら覚える17.3型の大画面ハイスペック有機ELディスプレイ



 本機の最大の特徴は、折りたたみ可能な17.3型の大画面有機ELディスプレイを搭載していることだ。



 パッケージから取り出してみると、まずその大きさに驚く。一般的にタブレットというと大きくても13型クラスで、多くは11型くらいのイメージが強いだけに、17.3型の大画面はインパクトが抜群だ。有機ELディスプレイならではの発色の美しさ、2560×1920ピクセルの解像度も相まって、なかなか感動的な体験だ。



 背面にはキックスタンドを備えており、単体で自立することができる。自立させた様子も12型くらいのタブレットとは存在感がケタ違いで、未知の世界の体験という印象だ。



 次に、さまざまな利用スタイルを見ていこう。



●キーボードを置けば12.5型画面のノートPCに変身



 ボディーの具体的なサイズは、約378.5(幅)×287.6(奥行き)×13.3(高さ)mm、重量は約1.53kgだ。



 実際に持ってみると、ズシッとした重厚感がある。剛性感も高く、強度的な不安は全く感じない。開発段階で、MIL-STD-810H準拠の各種耐久テストをクリアしている裏付けもある。ヒンジについても、3万回以上の開閉テストをクリアしているという。



 ディスプレイを折り曲げるという体験は普段ないだけに最初は少し抵抗があるが、恐る恐る曲げてみると、案外すんなりと曲がって折りたたむことができた。



 全体がぐねぐねと曲がるわけではなく、ヒンジのみが可動して畳まれる仕組みなので、開いた状態でも閉じた状態でもしっかりとした安定感がある。裏側のカバーは合皮のような手になじむ素材となっていて、ハードカバーの高級書籍のような雰囲気だ。



 ノートPCモードで利用するには、Bluetoothキーボードを画面の縦位置の下半分(カメラがない側)に置く。すると下半分の画面が消えて、上の画面だけが表示される。この時の画面サイズは12.5型、画面解像度は1920×1280ピクセルだ。



 なお、キーボードを置く位置がズレていると画面は消えないままになるので端に合わせておく必要がある。やや面倒に思うかもしれないが、かなり強力なマグネットが仕込まれており、位置調整は簡単に行える。



●第12世代Coreプロセッサを中心とする先進システム



 CPUはCore i7-1250Uを採用する。開発コード名「Alder Lake-U」で知られる第12世代Coreプロセッサのモバイル向けモデルだ。性能重視のPコアと、電力効率優先のEコアを最適に使い分ける仕組みを導入したことで、前世代から大きく性能が底上げされている。



 Core i7-1250Uは、Pコアが2基(4スレッド)、Eコアが8基(8スレッド)の構成だ。モバイル向けのCPUだけにPコアは2基と控え目ながら、世代の優位は大きく、モバイル向けとしてはパワフルな性能を持つ。



 メモリはLPDDR5-5200を16GB、ストレージはPCI Express 4.0 x4対応SSDを1TB搭載している。どちらも先進の高速モデルを装備しており、ライトユースのみならず、写真や映像の編集、軽めのゲームまで幅広い用途に対応できる内容だ。



 続いて、インタフェース回りを見ていこう。



●インタフェースはThunderbolt 4に集約



 通信機能はWi-Fi 6対応の無線LAN、Bluetooth 5.1に対応する。付属のワイヤレスキーボードはBluetooth 5.1で接続される。



 インタフェースは、Thunderbolt 4対応のUSB Type-C端子を2基装備している。2基とも最大40Gbpsのデータ転送、ディスプレイ出力、ノートPC充電と、多用途に使える。この他、USB Type-C→USB Type-Aの変換ケーブルが1本付属している。



 なお、ACアダプターの出力仕様は65W、バッテリー容量は75Wで、駆動時間は約12時間(JEITAバッテリ動作時間測定法 Ver.2.0)と長時間の駆動が可能になっている。



●サウンドや内蔵カメラもこだわりの内容



 スピーカーもクアッド仕様(1W×4)とこだわりの内容だ。音響効果も用意されており、迫力のあるサウンドでゲームやエンターテイメントコンテンツを楽しめる。



 Webカメラは、(縦位置利用時の)画面の上にある。約492万画素の高画素タイプで、Windows Hello顔認証カメラ、アレイマイクとともに実装されている。



 カメラの明るさ調整や背景ぼかし、マイク/スピーカーのオーディオのAIノイズキャンセリングなどビデオ会議や配信を快適にできるさまざまな機能も用意されている。



 最後に、ベンチマークテストで本機の性能を確認しよう。



●実用十分なパフォーマンスを備え長時間のバッテリー駆動を実証



 ベンチマークテストの結果を掲載する。特に言及がない限り、テストは全て17.3型のフル画面状態で実行し、MyASUSで選択できるファンモードは「パフォーマンスモード」に、Windows 11の電源モードは「最適なパフォーマンス」に設定している。なお、本機のOSはWindows 11 Homeだ。



 結果はご覧の通りで、全体に第12世代Coreとしては地味なスコアながら、パフォーマンスモードでも性能一辺倒よりは静音性や放熱も意識したチューニングになっているようだ。それでも、ビジネス用途はもちろん、比較的軽い処理であれば写真編集やビデオ編集なども十分にこなせるパフォーマンスがある。



 バッテリーのテストは、PCMark 10/Modern Office Battery Lifeを利用し、ファンのモードは「バランスモード」、Windows 11の電源モードは「バランス」で測定した。画面の輝度は50%、Bluetoothキーボードも有効にしている。



 17.3型画面全体を使ったタブレットスタイル、画面を半分だけ表示させた12.5型ノートPCモードの両方で測定してみたが、やはりノートPCモードの方が30分ほど長く駆動した。全画面タブレットスタイルでも公称値に近い駆動ができているのは立派だ。



 利用時の動作音も静粛だ。パフォーマンスモードの高負荷時であっても、あまり耳障りに感じない空調機器程度で、ウィスパーモードなら常時静音だ。また、高負荷時は画面左側が発熱するが、キーボードは別のため、キーボード入力時に不快な発熱を感じる心配はない。手に持ってWebや動画を見ている際に暖かいと感じるような場面も皆無だった。



●大画面も携帯性も妥協しない! 最先端を体感できる新感覚PC



 同社直販となるASUS Storeでの販売価格は、税込みで64万9800円(Microsoft Office Home and Business 2021が付属)と最先端の技術を満載しているだけあって、さすがに非常に高価だ。多くの人が購入できるようなもPCではないが、17.3型大画面の有機ELディスプレイでの作業は快適そのもので、バッテリー駆動時間も長く、実用的なメリットも十分あると感じた。



 このようなPCを共有スペースやカフェで使っていたら注目を集めることは必至だ。金銭的に余裕があり、未来の体験を先取りしたい人はぜひ検討する価値があるだろう。


このニュースに関するつぶやき

  • 65万出すなら薄型軽量ノートとモバイルディスプレイでいい。
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ランキングIT・インターネット

前日のランキングへ

ニュース設定