なかなかの難問ぞろい 浅い鉄オタが「鉄道マイスター検定」受けてみた

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2022年12月03日 15:01  おたくま経済新聞

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なかなかの難問ぞろい 浅い鉄オタが「鉄道マイスター検定」受けてみた

 2022年は日本に鉄道が開業して150年となる節目の年。それを記念して、JR東日本企画とサイバードが共同で「鉄道マイスター検定」を10月14日〜12月13日の期間で実施中です。


 鉄道ファンの知識をオンラインで測り、全50問のうち正答率80%以上が合格という検定。鉄道の記事も執筆する筆者が挑戦してみました。


※本稿は「鉄道マイスター検定」を運営する株式会社サイバードから特別な許可を得て取材・記事化を行っています。


【その他の画像・さらに詳しい元の記事はこちら】


 この「鉄道マイスター検定」、受験を通じて自分の鉄道知識を体系化し、異なる鉄道趣味ジャンルにも興味を広げてほしいという狙いもあるとのこと。出題ジャンルは「車両・列車・駅」「歴史」「技術」「時刻表」「旅・食」の5つとなっています。


 受験者はもれなく、受験記念の特製デジタル切符がダウンロード可能。自分の名前入りの切符で、受験した日付も入って思い出になりそうです。


 正答率80%以上を記録した合格者には、デジタル版の合格認定証を贈呈。このほか、鉄道マイスターを示すピンバッジも登録住所に送付されます。


 どのくらいのレベルになっているかは、各ジャンル1問ずつ、制限時間15分の「体験版」で経験でき、回答方法なども予習することができます。本試験では各ジャンル10問ずつの50問で、制限時間は40分。


 受験を申し込み、いよいよ本試験にチャレンジ。自己評価では広く浅くの「ヌルオタ」で、一番の好みは車内や車両の機器、駅など鉄道に関係する「匂い」にときめく「嗅ぎ鉄」という、一般には認知されていないジャンルなのですが、さて……。


 2問目でさっそく、弊社のある千葉県に関する「旅・食」問題が出てきました。JR常磐線・成田線の我孫子駅にある駅そば「弥生軒」の名物メニュー。これは過去に食レポ記事を書いたこともあり、間違える訳にはいきません。ボリューム満点の「唐揚げそば」ですね。


 弥生軒はかつて駅弁も調製・販売していたことがあります。また「裸の大将」で知られる画家の山下清が放浪中に5年ほど働いていたことがあり、その縁もあって駅弁の掛け紙は山下清描き下ろしの絵が使われていました。今では知る人ぞ知るレアなコレクターアイテムです。


 5問目には山陽電鉄の人丸前駅ホームを横切る線についての「車両・列車・駅」問題。これは人丸前駅が、日本標準子午線(東経135度)の通る兵庫県明石市に所在することが分かれば、難なく回答できるでしょう。


 ホームからは標準子午線の標識となっている、明石市立天文科学館のタワーも望めます。ここまでの経過時間は4分足らず。なかなか快調なペースです。


 第12問は「歴史」問題。かつて廃止の危機にあったが、道路渋滞やテレビドラマで人気が出た結果、廃止を免れたという路線を持つ鉄道事業者を問うものです。


 これは道路渋滞が起こる観光地を走る路線で、1970年代のテレビドラマ「俺たちの朝」を思い出せれば楽勝かもしれません。沿線にはファンが集まり、舞台となった駅にはドラマにちなんだ記念スタンプや記念切符が登場するなど、いわゆる「聖地巡礼」における初期の例ともいえるでしょう。


 第39問には「時刻表」ジャンルの問題として、運転開始当初、時刻表に記載がなかった寝台特急列車を選ぶ設問が。当初ツアー旅行専用列車として設定されたものがあったんですね。


 のちに一般向けの列車となり、時刻表に記載されるようになりましたが、定期列車ではなく臨時列車で運転され、最後は再びツアー旅行専用列車となって廃止されました。後継列車も原則として、ツアーによるクルーズトレインになっていますね。


 終わりが見えてきた第48問は、まくらぎに関する「技術」問題。これは「体験版」にも登場する問題なので、分かる人も多いかもしれません。旧来の木とも、現在主流のPC(プレストレスト)コンクリートとも違う、複合材料のまくらぎです。


 最後の50問目は「旅・食」から、いなり寿司の駅弁が名物の新幹線停車駅を問うもの。“日本3大稲荷”のひとつ、豊川稲荷に近い駅を思い浮かべると簡単かもしれません。明治時代から続く伝統の駅弁です。


 途中、想定外の問題に悩みながらも、制限時間を4分あまり残してなんとか回答終了。はたして結果はいかに……。


 残念ながら、正答率76%で不合格。やはり、広く浅くのヌルオタには厳しい結果となったようです。


 この「鉄道マイスター検定」の良いところは、ジャンルごとに10問中何問正解したのかまで開示してくれること。そしてその結果をレーダーチャートで見せてくれるので、自分の鉄道知識がどの分野に強いのか、分かるようになっています。


 筆者の場合「歴史」と「技術」、そして「旅・食」は合格レベルに達しているものの、「車両・列車・駅」と「時刻表」に弱いことが分かりました。どちらかというと「乗り鉄」系の知識が足りないようです。


 公式サイトには、成績優秀者のうち上位30名の名前が掲載されています。毎週月曜と金曜に結果が更新されており、2022年11月25日現在、トップは正答率100%の「レクイエム」さん。わずか8分43秒でクリアするという、異次元の成績です。


 幅広いジャンルから鉄道知識を問う「鉄道マイスター検定」。実施元の株式会社サイバードに問い合わせたところ、問題はランダムに出題されるので、再受験しても同じ問題が出るとは限らないとのこと。予習の範囲は広く、手強そうです。


 受験期間は12月13日までとなっており、自分のディープさを確かめる、良い機会になるかもしれません。筆者も勉強して再挑戦しようかな……。


取材協力:株式会社サイバード


(取材:咲村珠樹)


このニュースに関するつぶやき

  • みみ、宮脇俊三翁はへへ、てて、鉄ヲタのくく、位でいうとたた、大将なんだな!
    • イイネ!7
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