「似合ってる？」オシャレに目覚めた高校生の息子から聞かれるたびにイラッ。10代後半ってこうなの？

小さいころは寝ぐせのついた髪や服装に無頓着だった子も、お年頃になるとちょっと事情が変わってくるかもしれません。髪型や服のコーディネートを気にするようになって鏡の前を独り占め。お出かけ前に入念にチェックする子もいるのではないでしょうか。ママスタコミュニティに高校生の息子さんをもつママから、こんな相談が届きました。

『出かけるときに毎回「髪の毛おかしくない？　服は変じゃない？」と聞いてきます。「大丈夫」って答えても、テレビを見ている私の前に立って何度も聞いてくるのでイライラします。みなさんならどう対応しますか？』

投稿者さんは男の子きょうだいのママのようで、オシャレを気にしているのは長男くん。次男くんは寝ぐせがついていても直さずに出かけてしまうそうです。また投稿者さんの弟さんは反抗期が激しくて、母親とこのようなやり取りをしていたことはなかったそう。イチイチ聞いてくるのは長男くんのみなので「ほかの家の息子さんは聞いてくるものなの？」また「ママはどう答えるのがいいの？」と、悩んでしまったようですね。この投稿に同じくらいの息子さんをもつママから、次々とコメントが届きました。

聞いてくるのは羨ましい！

はじめに紹介するのは、オシャレを全く気にしない息子さんをもつママからのコメントです。なかにはオシャレ以前のところでママがヤキモキする息子さんも。

『いいじゃん！　羨ましい！！　うちなんか「寝ぐせ！」って教えても「自然に直る」って』

『聞いてくるだけいい。うちの中学生の息子なんか、上下の組み合わせがおかしかったり、バッグが合ってなかったり。本人はそれでいいと思っていて自信満々で出て行くよ。聞いてくれたらアドバイスできるのに』

『ぜひ聞いてほしいくらいだわ！　うちは中3だけど出かける姿を見て「ちょっと待って！」っていつもなる。シャツが出ていたりズボンの裾が丸まってたり』

『うちの息子は聞いてこない。髪型や服装を私が「かっこいいじゃん」とか言うと「キモ」って』

基本的な身だしなみさえ気にしない中学生や高校生の息子さんは、一定数いるようです。投稿者さんは聞かれ過ぎてイライラしていますが、こちらのママたちは聞かれなくてイライラしているのではないでしょうか。また反抗期だからかもしれませんが、注意しても褒めても冷めた反応しか返ってこないことも……。オシャレについて聞いてくれない息子さんをもつママは、一様に「かわいい！」「羨ましい！」「聞いてほしい！」とコメントしていました。

うちの息子も！同じコーディネートでも毎回聞く！

いっぽう「息子が毎回聞いてくる」とイライラしている投稿者さんに理解を示すママもいます。

『うちも。いつも同じような服を着ているクセに「この服、変じゃない？」とか「このパンツにこのシャツの色は変？」とか聞いてくる』

『うちの中2の息子も似たようなもんです。私のトリートメントを使ったり、ネットで服を検索したり』

オシャレに目覚めた子どもは、身近にいるオシャレな人としてママにアドバイスを求めたり真似をしたりしているのかもしれませんね。では「変じゃない？」と聞いてくる息子さんに、ママたちはどのように反応しているのでしょうか。

『うちの高1も聞いてくるよ。かわいいよね。私はアドバイスしてあげている』

『うちの高3の息子も。その都度言っているよ「それもいいけど、あの黒いジャケットも合うんじゃない？」とか』

『聞いてくるからアドバイスしている。何回か同じ服を組み合わせているのに「これ変じゃない？」って聞いてきたときは、心のなかで「同じだから」って突っ込んでいた。でもこのやり取りは、あと数年しかないだろうから楽しもうと思ったよ』

『「かっこいいよ」「似合っているよ」と言って、気持ちよく出かけてくれたらいいんじゃない？』

心のなかではいろいろ言いたいことはあるようですが、本人が気持ちよく出かけられるようママがアドバイスをしているようですね。息子さんはママのアドバイスで「かっこよく決められた！」と安心できるのではないでしょうか。ママからの「似合っている」という一言が、大切なのかもしれませんね。

今だけのコミュニケーション。存分に楽しんで

さらに先輩ママからはこんなコメントも。

『気持ちよく出かけられるように褒めて送り出せばいい。そのうち聞いてこなくなる』

『中学生のころは言ってあげたけど、高校生になると「おばさんだからセンスない」だって。大学生になった今は一切聞いてこない』

今は毎日のようにアドバイスを求めてくる息子さん。もしかしたらオシャレの先輩として、ママを認めているからかもしれませんね。しかし、あと数年もすればセンスは磨かれ、自分自身で身だしなみやコーディネートを考えられるようになっていくのではないでしょうか。「オシャレのことはママに聞くのが一番いい」と思ってくれているうちに、このかわいいやり取りを存分に楽しんでくださいね。

文・間宮陽子　編集・Natsu　イラスト・なかやまねこ

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