デムナが「バレンシアガ」の新キャンペーンヴィジュアルについて謝罪、制作者への法的措置を取り下げ

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2022年12月05日 10:02  Fashionsnap.com

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公式インスタグラムより


 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のクリエイティブディレクター デムナ(Demna)が、一部報道で児童虐待であると非難されているホリデーキャンペーンのヴィジュアルについて公式インスタグラムで謝罪した。デムナが、本件について言及するのは初めて。なお、同キャンペーンは既に取り下げられている。

 デムナは「ギフトキャンペーンコンセプトの芸術的選択が間違っていたことを個人的に謝罪したいし、自分の責任を取ります。子供たちに自分とは関係のないモノを宣伝させたのは不適切だった」とコメント。また「バレンシアガは、今後同様の過ちを避けるためだけでなく、あらゆる方法で児童福祉を守るための説明責任を果たすために、適切な措置を講じることを保証します」とした。
 デムナによる謝罪の直後、社長兼CEOのセドリック・シャルビット(Cedric charbit)が署名した行動計画をバレンシアガの公式インスタグラムで公開。イメージ部門の再編成や、子どもたちの保護を目的とした支援団体と関わるツアーの参加、支援団体への寄付など5つの項目を発表した。その中で、同キャンペーンに関して、撮影用セットの制作者に対して起こした訴訟を取り下げたと公表した。

 バレンシアガのホリデーキャンペーンでは、幼児をモデルに起用し、ボンテージ姿のテディベアを持たせたり、複数並べたワイングラスの前で横たわる姿を収めたヴィジュアルを制作。公式サイトなどで公開していたが、幼児と嗜虐的性向を指すBDSMをモチーフとした内容が物議を醸していた。また、ページをスクロールして表示されていた「Balenciaga / adidas」のヴィジュアルでは「児童ポルノにまつわる裁判資料をセットの一部に使用している」と指摘があり、2枚の写真を同時に掲載していたことで、SNS上では「児童を性的に消費し、虐待を支持している」といった声が多く挙がっていた。
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