渋谷TOEI閉館 深作欣二監督の長男・健太氏「映画館文化を受け継いでほしい」

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2022年12月05日 13:11  ORICON NEWS

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閉館した渋谷TOEIでラストを飾った『バトル・ロワイアル』上映前に思い出を語った(左から)片岡公生プロデューサー、深作健太氏
 東京・渋谷駅前の東映直営劇場「渋谷TOEI」がきのう4日の営業をもって閉館。69年の歴史にピリオドを打った。営業最終日となった4日には「さよなら渋谷TOEI」と題し、『鉄道員(ぽっぽや)』『バトル・ロワイアル』を特別上映。ラストを飾った『バトル・ロワイアル』では、当時脚本・プロデューサーを担当した深作健太氏(50)および片岡公生プロデューサー(59)が駆けつけ、上映前にステージで思い出を語った。

【画像】『バトル・ロワイアル』を監督した深作欣二さん

 『バトル・ロワイアル』は2000年12月公開当時、渋谷TOEIが直営劇場の中でNo.1の興行収入を稼ぎ出し、ラストシーンに渋谷スクランブル交差点が登場するということで、今回のラスト上映を飾る作品に選ばれた。この特別上映のチケットは、12月1日深夜0時にオンラインで発売されるや翌朝7時には完売し、映画館と映画共々、未だ根強いファンに支えられていることを証明した。

 『バトル・ロワイアル』を監督した故・深作欣二さんの長男で映画監督の深作健太氏は「『バトル・ロワイアル』は深作欣二監督が70歳で撮影した作品でした。撮影に入る前は弱っていたのに撮影が始まると日々元気になって生き生きと監督をしていました。僕にとって宝物のような現場でした」と当時を回顧。

 渋谷TOEIの閉館については「久しぶりに家に帰ってきたようでした。これでお別れになるのはとても寂しいです。コロナ禍になって、配信で映画を鑑賞する機会が増えましたが、やはりみんなで集まって観るのは楽しいですね。親父が映画はお祭りだと言っていましたが、若い人たちにこういった文化を受け継いでほしいと思います」と語った。また、「来年で深作欣二監督没後20年になりますが、今日は当時のスタッフも集合しましたので、当時のことをみんなで話して手向けになればと思います」と話していた。

 片岡プロデューサーは「『バトル・ロワイアル』公開初日、渋谷TOEIが大変なことになっていると聞いて見に来たら階段まで人がいっぱいになっていました。多くの人に愛される作品になることができ感謝の思いでいっぱいになったことを覚えています」と、当時に思いを馳せた。

 同映画は、中学生同士が殺し合いをするという高見広春の同名小説が原作。公開当時、少年犯罪が社会的注目を集めていたこともあり、国会で取り上げられるほど話題となって大ヒットした。片岡プロデューサーは「最近、配信を中心に設定が際どい作品が世界的にヒットしていますが、『バトル・ロワイアル』は突破口になった作品かと思います。賛否両論あっても、東映には次の『バトル・ロワイアル』に挑戦してもらいたい」と、後進に託した。

 なお、渋谷TOEI閉館後の劇場施設は、2023年初夏より「Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下」として引き続き映画館として営業する。

このニュースに関するつぶやき

  • 「バトル・ロワイアル」ってさ、中身がない映画ですよね。1回見れば十分な作品ですよ。
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